認知症診療において避けては通れない重要な課題の一つがBPSDへの対応である.妄想,幻覚,易刺激性,焦燥性興奮,不安,抑うつ,アパシー,睡眠障害,徘徊など,多種多様な症状が出現し,患者本人や家族への影響も大きい.本書では,BPSD診療の経験豊富なエキスパートが最新の知見をもとに,初学者や非専門医にもわかりやすく実践的な対応を解説する.BPSDの基礎知識から,非薬物的介入,向精神薬の選びかた,多職種・地域連携など,BPSDに対して「実際にどうすればいいか」をわかりやすくまとめた,現場で役立つ1冊である.