• 発売日:2025/09/04
  • 出版社:南江堂
  • ISBN:9784524218721

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日本栄養治療学会JSPEN NST専門療法士認定試験過去問題集

日本栄養治療学会JSPEN NST専門療法士認定試験過去問題集

通常価格 3,850 円(税込)
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  • 発売日:2025/09/04
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商品説明
NST専門療法士認定試験対策本の『一般社団法人日本静脈経腸栄養学会NST専門療法士認定試験過去問題集Ⅰ』待望の改訂新版.近年の出題傾向をふまえて過去問題を精選し,丁寧でわかりやすい解説を付記.「関連する重要事項」も併せて掲載し,試験対策としてはもちろん,NST業務に求められる幅広い知識の習得にも役立つ一冊.

【序文】
 このたび『日本栄養治療学会JSPEN NST 専門療法士認定試験 過去問題集』が刊行の運びとなりましたことを,心より嬉しく思います.
 医療現場における「栄養治療」は,いまや基礎疾患に対する支持療法にとどまらず,治療そのものとしての役割が広く認識されるようになってきております.特に,日本では高齢化が急速に進むなか,栄養状態が疾患の経過や予後,さらにはQOL や社会復帰にまで大きな影響を及ぼすことが多くの臨床研究で示されています.

 2024 年度の診療報酬改定では,一般病棟入院基本料や入退院支援加算の算定要件に,標準的な栄養スクリーニングや栄養評価,栄養管理計画の策定といった項目が新たに明記され,制度的にも栄養管理の重要性が明確に位置づけられました.また,世界保健機関(WHO)による国際的な疾病分類であるICD の30 年ぶりの改訂が日本でも準備されており,「undernutrition(低栄養)」が独立した分類項目(ブロック)として整理されることが検討されています.

 本問題集は,『JSPEN テキストブック』で体系的に学んだ知識を,確かな理解と臨床応用へとつなげるための教材として編まれました.私自身も拝読しましたが,過去の出題内容とその詳しい解説に加え,各領域の専門家がその周辺知識や臨床とのつながりまで丁寧に解説されており,単なる試験対策にとどまらない学びのツールになるものと確信いたしました.日々の臨床や教育においても役立つ知見が随所に含まれています.特に,初学者やこれから栄養治療に携わる方々にとって,本書は「理解を深めるための架け橋」となり,栄養治療における実践力を身につける第一歩となると信じています.現代の医療において,チーム医療がひとつの合言葉になっていますが,多職種で構成される栄養サポートチーム(NST)は,その先駆け的存在として,実臨床で極めて重要な役割を担っています.多職種が栄養に関する「知」を共有するとともに,得意領域に関する栄養治療を実践することで,患者の回復やQOL の向上に大きく貢献できる,真のチーム医療が実現されると確信しています.

 本書を手に取られたすべての方が,知識と実践力の両輪を高め,「治療としての栄養」の担い手として各施設でご活躍されることを,心より願っております.

 最後になりましたが,本書の執筆や編集にご尽力いただきましたすべての方々に厚く御礼申し上げます.

2025 年8 月
一般社団法人日本栄養治療学会 理事長
市川 大輔
目次
【序文】
 このたび『日本栄養治療学会JSPEN NST 専門療法士認定試験 過去問題集』が刊行の運びとなりましたことを,心より嬉しく思います.
 医療現場における「栄養治療」は,いまや基礎疾患に対する支持療法にとどまらず,治療そのものとしての役割が広く認識されるようになってきております.特に,日本では高齢化が急速に進むなか,栄養状態が疾患の経過や予後,さらにはQOL や社会復帰にまで大きな影響を及ぼすことが多くの臨床研究で示されています.

 2024 年度の診療報酬改定では,一般病棟入院基本料や入退院支援加算の算定要件に,標準的な栄養スクリーニングや栄養評価,栄養管理計画の策定といった項目が新たに明記され,制度的にも栄養管理の重要性が明確に位置づけられました.また,世界保健機関(WHO)による国際的な疾病分類であるICD の30 年ぶりの改訂が日本でも準備されており,「undernutrition(低栄養)」が独立した分類項目(ブロック)として整理されることが検討されています.

 本問題集は,『JSPEN テキストブック』で体系的に学んだ知識を,確かな理解と臨床応用へとつなげるための教材として編まれました.私自身も拝読しましたが,過去の出題内容とその詳しい解説に加え,各領域の専門家がその周辺知識や臨床とのつながりまで丁寧に解説されており,単なる試験対策にとどまらない学びのツールになるものと確信いたしました.日々の臨床や教育においても役立つ知見が随所に含まれています.特に,初学者やこれから栄養治療に携わる方々にとって,本書は「理解を深めるための架け橋」となり,栄養治療における実践力を身につける第一歩となると信じています.現代の医療において,チーム医療がひとつの合言葉になっていますが,多職種で構成される栄養サポートチーム(NST)は,その先駆け的存在として,実臨床で極めて重要な役割を担っています.多職種が栄養に関する「知」を共有するとともに,得意領域に関する栄養治療を実践することで,患者の回復やQOL の向上に大きく貢献できる,真のチーム医療が実現されると確信しています.

 本書を手に取られたすべての方が,知識と実践力の両輪を高め,「治療としての栄養」の担い手として各施設でご活躍されることを,心より願っております.

 最後になりましたが,本書の執筆や編集にご尽力いただきましたすべての方々に厚く御礼申し上げます.

2025 年8 月
一般社団法人日本栄養治療学会 理事長
市川 大輔


【目次】
第1章 栄養治療にかかわる基礎知識
 問1ー27
第2章 栄養治療の基礎
 問28ー37
第3章 経腸栄養法と静脈栄養法
 問38ー46
第4章 各種病態下の栄養治療
 問47ー73
索引
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