ウッドショックやロシア情勢の影響により、近年は国産材への回帰が進んでいます。2000年に20%を切っていた木材自給率は、24年には40%以上まで回復しました。そんななか、山を持つ農家林家やIターンの若者、週末の森林ボランティアを中心に「小さい林業」の取り組みもどんどん広がっています。小さい林業とは、山の手入れを人任せにせず、自分で何でもやる林業のこと。人に頼まず自分で木を切れば経費がかからない分、まるまる儲けになります。2017年に出版した『小さい林業で稼ぐコツ』は、軽トラとチェンソーで伐採・搬出する基本技術、22年の続編では、広葉樹(雑木)の知られざる値打ちと活かし方を紹介して好評を得ました。本書は、その第3弾! 最近では自分たちで製材・乾燥まですることで、丸太の10倍以上の稼ぎにつなげる取り組みも出てきました。一方で、ナタとせん定バサミで木の枝葉や新芽、未熟果を採って、インテリアの花材、クラフトの素材として販売。誰でもやれる山の手入れで稼ぐ工夫も注目されています。この本では、山林資源の価値を高めるアイデアや売り方を紹介。丸太の搬出・製材におすすめの小型林業機械から、使える補助金、木材のトレンド情報なども充実しています。