菌根菌は、生きた植物に共生して植物から光合成産物をもらい、養水分を植物に供給して生きている微生物。その菌糸ネットワークは、言わば「第2の根」として植物の養分吸収を助けるだけでなく、土壌環境を整えるはたらきをもつ。この本では、「肥料をやらない」「多様な植物を生やす」「耕さない」など菌根菌がよろこぶ畑づくりのポイントから、これからの農業のあり方を考える。2人の菌根菌研究者が熱く語り、素朴な質問にも答えた大好評のセミナーに、書下ろし原稿も加えて書籍化。
目次
はじめに―なぜ今菌根菌なのか?
【前編 ここまでわかった菌根菌の世界】
第1講 驚きの菌根菌の生態とはたらき 小八重善裕(酪農学園大学教授)
第2講 アーバスキュラー菌根菌の観察法と活用法 千徳毅(㈱アライヘルメット自然科学室研究員)
質疑応答から
【後編 菌根菌をもっと知る】小八重善裕(酪農学園大学教授)
補講1 菌根菌という生きもの
補講2 畑の環境と菌根菌
(コラム)水田稲作に菌根菌は活用できるのか?
補講3 菌根菌を活かす栽培
(コラム2)「菌ちゃん農法」をどうみるか?
もっと知るための文献案内
著者紹介