理不尽な要求を断れず、うまく丸め込まれてしまう人、友人からの頼みだからと、イヤなことにでもつい“いい顔”をしてしまう人、詐欺師や身勝手な人間に騙されてばかりいる人……。そんな人たちに共通するのは、“やさしくて弱い”心。敵をつくることを恐れ、余計な衝突を避けるために、周囲の人には従順に従う。多くの人に、自分が「いい人」だと思われたいがために、本当の自分をどんどん殺していく。そして、結果的には他人にふりまわされ、自分だけが傷つき、身も心もボロボロになっていく……。▼本書では、そんな“やさしくて弱い人”の心理を徹底分析。自分にとって本当に必要な人は誰か、嫌いな人と上手に距離を置くにはどうすればいいかなど、自分の中にある「好き」「嫌い」の感情ときちんと向き合いつつ、やさしいがゆえの辛さを「強さ」に変えていく方法をアドバイスする。周りの目を気にせずに、自信を持って生きるためのヒントとなる一冊。