文禄・慶長の役。▼日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人である金宦(きんかん)。日本軍が破竹の進撃を続ける中、他国を侵す戦いに疑問を抱き始めていた嘉兵衛と、都を落ちのびて咸鏡道にきていた王子を守る金宦があいまみえる。▼嘉兵衛と金宦、二人の人生が交錯する時、戦場に奇跡が……。日本と朝鮮、戦う男たちの間に何があったのか。▼息もつかせぬ展開、怒濤のクライマックス。▼いまもっとも注目される歴史作家による、渾身の戦国大河小説。▼「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作。