序 章 小学校教師のための「使える」授業技術とは
第1章 国語科の授業設計と学習指導案の作成
第1節 国語科における資質・能力と授業設計
1 国語科における資質・能力の全体像
2 平成29年改訂学習指導要領で示された資質・能力ベースの授業づくり
3 国語科の「深い学び」とは何か
4 資質・能力を育てる単元構成と評価観
第2節 国語科の学習指導案の基本と作成プロセス
1 学習指導案とは何か
2 指導案における「ねらい」の書き方と注意点
3 評価規準と評価方法の明確化
4 導入・展開・まとめ――各場面の指導上の工夫
5 子どもの実態と指導案への反映
6 指導案作成におけるタイムマネジメント
7 ICT・多様な教材活用を指導案に組み込むには
8 模擬授業を通じた指導案のブラッシュアップ
第3節 国語科の単元計画と教材研究の方法
1 単元計画の立て方――教材・子ども・時間の見通し
2 国語科の単元計画の作成の手順
3 教材研究の視点1――物語文教材の構造を読む
4 教材研究の視点2――説明文教材で育てたい言葉の力
5 教材研究の視点3――「書くこと」で育てる言葉の力
第2章 指導技術1 板書とノート指導
第1節 国語科の板書の基本
1 板書の目的とその位置づけ
2 国語科における板書の機能
3 板書と「主体的・対話的で深い学び」との関連
4 板書と発問・応答の連携
5 板書における視覚的工夫(色・図・矢印・囲みなど)
第2節 子どもの理解を深めるノート指導の工夫
1 学年の発達段階に応じたノートの構造化と記述の型の指導
2 発言や友だちの意見をノートに取り入れる方法
3 ノートを活用した学びの共有と評価
4 子どもと教師の両面から見たノート指導
第3節 板書とノート指導の関係
1 板書を「写す」だけにしない指導の視点
2 ノートを指導すると主体的、対話的で深い学びの学習が達成できる
3 板書をもとにしたノートづくりの工夫――板書を「学びの地図」にする
4 板書とノートをつなげる工夫を
第3章 指導技術2 発問の工夫と読解指導
第1節 発問とは何か――授業における発問の意味
1 「発問」を定義する
2 発問と質問の違い
第2節 国語科における発問の特徴
1 発問の特徴
2 他教科との発問の違い
3 まとめ
第3節 よい発問の三要素
1 明確でわかりやすい発問の条件
2 子どもの思考を引き出す発問の工夫
第4節 発問の種類――再認・説明・評価・応用
1 発問のレベルと分類
2 バランスよく問いを配置する
第5節 子どもの思考を開く問いかけの工夫
1 子どもが語りたくなる問い
2 文脈・経験に寄り添う問い
3 子どもの反応を予測して問う
第6節 複数の答えを許容する発問とその価値
1 正解が1つではない問いの意義
2 対話・議論を生み出す問い方
第7節 メタ認知を促す発問とは――「どう考えたか」を問う
1 「メタ認知」とは何か
2 メタ認知が育つと、どんな力が伸びるのか
3 授業の中で、どう育てるか
第8節 対話的な学びを生み出す発問のしかけ
1 発問を通じた学び合いの誘発
2 子ども同士の問いの応酬を引き出す
3 対話型授業へのファシリテート
第9節 教材分析と発問作成のプロセス
1 教材の読み取りから発問へ
2 発問づくりの4ステップ
3 実践的な教材研究のすすめ
第10節 発問の位置づけ――導入・展開・まとめにおける役割
1 授業の流れと発問の関係
2 発問の位置づけの具体化
第11節 問いの「段階」を設計する――低次から高次へ
1 子どもの理解に合わせて問いを広げる
2 「なぜ」「どうして」で考えを深める
3 自分の思いや価値観に結びつける
4 発問を連ねて思考を高める
5 発問は子どもとの共同作業
第12節 文学的文章における発問の展開
1 登場人物の心情と行動を問う
2 表現効果に気づかせる問い
3 「読みの広がり」を生む問い
第13節 説明的文章における発問の組み立て
1 構造に注目する発問の例
2 筆者の意図を問う問い方
3 情報の整理と思考の統合へ導く
第14節 発問を生かした授業実践例――模擬授業への応用
1 発問を核にした指導案の工夫
2 教育実習・模擬授業での生かし方
第15節 子どもの反応を受けて発問を変える柔軟性
1 「計画的なズレ」を生かす授業観
2 授業中の発問調整力とは
3 子どものつぶやきから問い直す力
第4章 指導技術3 音読指導と表現指導
第1節 音読指導と黙読指導
1 音読指導の目的と今日的意義
2 音読と黙読の違いと相互作用
3 発達段階に応じた指導の工夫
4 教師の朗読モデルの役割と活用法
5 評価と振り返りを生かした音読指導
第2節 表現力を高める音読の手法
1 感情を込めた読みの工夫
2 速度・間・声の大きさをコントロールする
3 登場人物の視点で読む「動作化」
4 詩・物語・説明文の音読表現
5 録音・動画活用による自己表現の可視化
第3節 グループ活動を取り入れた音読指導
1 ペア・グループによる音読練習の効果
2 役割分担型音読活動の実践例
3 音読劇・朗読劇への発展
4 相互評価とフィードバックの仕組み
5 音読発表会・コンテストによる動機づけ
第5章 指導技術4 作文・記述指導
第1節 作文指導の基本
1 作文とは何か――国語科における位置づけ
2 書くことの発達段階と指導の系統性
3 作文指導の全体構造(導入・表現・推敲)
4 「書くことが苦手な子ども」へのアプローチ
5 文と評価をつなぐ「目的の明確化」
第2節 書く力を育てる具体的な指導法
1 「書く前の活動(プレライティング)」の充実
2 モデル文・例文の活用と読み合わせ→書き方を学ぶ読解的活動と、模倣からの応用へ
3 段落構成・構造を意識した指導→起承転結、主題文の書き方、段落間のつながり
4 書き直し・推敲の指導の効果と限界
5 子ども同士の相互評価・ペアリーディング
第3節 ルーブリックを活用した評価
1 作文の評価の意義と難しさ
2 ルーブリックの基本構造と作成方法
3 子どもにも見えるルーブリック――見通しをもたせる
4 教師と子どもの対話による評価の活用
5 評価から次の学習へ――フィードバックの設計
第6章 言語活動と言語技術の育成
第1節 国語授業における言語活動の重要性
1 学習指導要領の趣旨に基づき、国語科での言語活動の意義を明確化する
2 学習指導要領に見る「言語活動」の位置づけ
3 言語活動による思考力・判断力・表現力の育成
4 単元構成と関連づけた言語活動のデザイン
5 他教科との連携における言語活動の可能性
第2節 子どもの表現力を引き出す言語活動
1 話す活動――スピーチ・プレゼンテーションの指導法について
2 聞く活動――傾聴力を育てるグループワークについて
3 読む活動――読後の感想交流と意見共有の場づくりについて
4 書く活動――意見文・説明文における言語活動の工夫について
5 対話的活動――ディベートの実践例について
第3節 言語活動と言語技術の育成
1 言語活動を支える言語技術の位置づけ
2 語彙力・表現力を高める技術的指導
3 論理的思考を促す言語技術の指導
4 協働的学びにおける言語技術の育成
5 学びの統合としての言語活動と言語技術
第7章 議論指導の基礎と実践的アプローチ
第1節 国語科における議論指導の必要性
1 言語能力の統合的育成としての議論
2 主体的・対話的で深い学びの実現
3 多様な価値観の受容と合意形成
4 論理的思考力・批判的思考力の涵養
5 社会参画の基礎力としての議論力
第2節 効果的な議論の進め方
1 テーマ設定の工夫
2 役割分担とルールの明確化
3 発言の根拠づけ指導
4 相手の意見を理解する傾聴姿勢
5 合意形成・まとめの方法
第3節 話し合い活動を活用した授業設計の実践
1 事前準備としての情報収集活動
2 小集団から全体議論へのステップアップ
3 ICT活用による可視化
4 振り返り活動の位置づけ
5 継続的な議論活動の計画
第8章 ICT活用と情報活用能力の育成
第1節 国語科におけるICTの活用方法
1 国語科におけるICT活用の意義
2 電子黒板やプロジェクターの活用
3 デジタル教材の利用
4 オンライン辞書や資料検索の導入
5 共同編集ツールでの文章作成
第2節 情報活用能力の育成とは何か
1 情報収集能力の育成
2 情報の整理・分析能力
3 情報の発信・共有能力
4 情報をもとにした意思決定能力
5 情報倫理の理解と実践能力の育成
第3節 ICTを活用した国語授業の実践例と課題
1 デジタル辞書を用いた語彙学習の実践
2 電子黒板による文章構造の可視化
3 共同編集ツールを使った小論文作成
4 オンラインプレゼンによる意見発表
5 課題と改善点の整理