古文書考証が読み解く戦国今川氏

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古文書考証が読み解く戦国今川氏
  • 発売日:2026/05/29
  • 出版社:勉誠社
  • ISBN:9784585320869

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古文書考証が読み解く戦国今川氏

古文書考証が読み解く戦国今川氏

通常価格 3,850 円(税込)
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商品説明
戦国時代の研究は日々進化を遂げている。
それを支えているのは、古文書をはじめとする新たな史資料の発見・発掘である。
これら古文書は、そこに記載された文字情報に重きを置かれることが多いが、モノとしての古文書のあり方に目を向けると、そこにはより多くの情報が残されている。
定型の文言、花押、印判、紙の大きさ、折り方、封の仕方など、文書がどのようなルールに基づいてしたためられているのか=「書札礼(しょさつれい)」。
また、文書の作成者(発給者)と受信者(受給者)との関係性は如何なるものであったのか、どのようなきっかけで文書が作られ、なぜ伝来してきたのか=「当事者主義(とうじしゃしゅぎ)」。
古文書を読み解くための重要な二つの視点を駆使し、近年、新史料の発見や既存の見解の捉え直しにより研究の進展が激しい今川氏について、最新の研究、これからの論点を詳細に解説。
「豊臣兄弟!」ほか、さまざまな大河ドラマの古文書考証を務め、古文書の見方・読み方に精通した著者による、古文書から歴史を読み解くための入門の一冊!
目次
プロローグ 序にかえて
戦国時代とメディア
今川氏研究と古文書考証
基礎的な見直し①
基礎的な見直し②

第一章 戦国期の書札礼を知るために
古文書のパーツの名称
各パーツにおける注目点
料紙の形状について
判物と印判状
封式を知る
故実礼書の紹介と宛名への注目
脇付の「順位」
苗字を書かないことと仮名文字で書くこと
楷書書きと草書書き

第二章 氏親を見直す
奥平氏と「松平奥平家古文書写」
ⓐ今川氏親判物写
ⓑ武田信玄定書写
当事者主義の観点から見直す
牛久保と奥平氏
奥平氏の領域拡大と氏親文書
宗瑞による披露状
宗瑞の立場と吉良家との連繫
吉良氏との連繫と戸田氏との相剋
松平一族の去就と吉良氏

第三章 氏輝を見直す
氏輝文書の特徴
氏輝文書の再検討
氏輝の袖花押文書
改めて氏輝初見文書を考える
文字を見直す―「遠行」文言に拘る―
「遠行」使用の意味
情勢から見直す
第一次河東一乱を振り返る
氏綱の〝家格上昇政策〟
今川氏輝の目論見

第四章 義元を見直す
河東一乱と将軍による停戦令
①飯尾乗連書状写
②近衞稙家書状
③織田信秀書状
登場人物の整理と問題点
停戦令の発給時期
書札礼と文字
軍事的対立以前の反今川行為
義元の印判状
「義元」Ⅰ型・Ⅱ型印と「調」印
「義元」Ⅰ型印判状の特徴
「如律令」印の印判状
二重の発給主体を示す文書
発給主体が二重の他の文書とともに
「如律令」の文言と氏真への継承
弘治三年前後の転換点

第五章 氏真を見直す
将軍義輝の御内書
義輝御内書の書札礼から
「大沢文書」の一通
文書の上書きと形状
文書内容から想定される懸河城
今川領国下の懸河城
泰朝の権限拡大に関わる遠州忩劇
遠州忩劇再考
懸河城の位置づけ
氏真の印判状
「氏真」印と方形「如律令」印
方形「如律令」印と同日・同宛の文書の存在
同日・同宛の文書の提示
❶~❽の日付と宛名から

エピローグ より深い戦国時代の理解に向けて
東国中心の横ノ内折
今川家と横ノ内折文書
史料の翻刻と書札礼

参考文献
図版出典一覧
あとがき
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