序 論 ジェンダーの社会学
第1章 ジェンダー編成を考える
ジェンダーは一つの社会関係である
ジェンダー編成の歴史性と偶然性
第2章 近代性と衝突した伝統的家父長制
伝統的家父長制の論理
近代性の噴出
第3章 近代的家父長制とその内部諸矛盾
近代的家父長制の論理
近代的家父長制のさまざまな葛藤
政治vs自然
ジェンダーvs自然
個人主義vs家父長制的家族
第4章 ポスト家父長制の諸条件とさまざまな緊張
権利上および事実上の諸条件
さまざまな社会的緊張
逆説的な個人化──異なる、類似した、不平等な人々
世界への関係の非対称性とさまざまな社会的な履歴
社会的組織の非対称性
性差別の有用性
社会的平等に反する家庭内の非対称性
さまざまな主観的緊張
ジェンダーと「うまくやる」──女性たちの二律背反と男性たちの曖昧さ
日常的支配と病的な切断
批判的な再意味づけ
ポスト家父長制の葛藤的性質
第5章 近代化された家父長制から混成的編成へ
近代化され再近代化された家父長制
混成的編成の葛藤性
結 論 ジェンダー編成の比較
訳者あとがき
文献一覧
人名索引