\阿川佐和子さん、清水ミチコさん推薦/
【内容紹介】
結婚は、わたしの料理の腕を上げました。子どもが生まれたことは、食べ物を真剣に考える糸口になりました――レミさんの人生の中心には、いつも家族と料理があった。小学生のとき初めて作った料理の思い出、和田誠さんとのなれそめや子育て方針から、レミさんらしい自由な料理哲学まで。家族と料理への愛情がぎゅっと詰まったエッセイ集。
巻末収録:和田誠さんとの夫婦対談
巻末収録:阿川佐和子さん・清水ミチコさんとの鼎談
【目次】
■「素人だから」がスタート地点
■オリジナル料理第一号
■母のステーキは天下一品
■妻として・母として
■ベロシップで家族の絆が強くなる
■食材には人格がある
■ダシのお話を基本から
■味つけの楽しみ
■手抜き料理もレパートリーのうち
■オリジナル料理のヒント
■お料理も好き、歌も好き
■夫婦対談:和田誠×平野レミ
■鼎談:「和田誠を偲ぶ」 清水ミチコ×阿川佐和子×平野レミ
■文庫版おわりに
【本文より抜粋】
さあ、頑張って。と言おうとしたけど、頑張らなくてもいいです。気軽に、楽しく。そしてお料理することが好きになってください。
とにかく楽しむことが大事ね。料理の本に書いてあったり、テレビの料理番組で言ってたりする、何は何グラムとか、火にかけて何分とか、ぴったりそのとおりにしないとおいしいお料理ができないと思い込んでる人もいるけど、そんなガチガチに、試験勉強みたいな気持ちでキッチンに立っても楽しくないじゃない。
ちょっとくらい分量や時間を間違えてもぜんぜん別の料理ができるわけじゃないのよ。「私は薄味が好き」っていう人は自分のベロを信じて調味料を少なめにすればいいし、やってみて物足りなかったら足せばいい。濃くなりすぎちゃったら、何かを加えて薄めればいい。真っ黒に焦げちゃったら……そのときはあははって笑っちゃいましょう。(「おわりに」より)