文部科学省の最新調査によると、公立学校で日本語指導が必要な子どもたちは約7万人と過去最多を更新しました。海外にルーツを持つ子がクラスにいることは、もはや特別なことではなく、日常の風景です。 課題は言語の壁だけではありません。靴箱やロッカーの使い方といった「日本独自のルール」への戸惑いや、自分のルーツに葛藤を抱いてしまう心への理解も必要です。海外ルーツの子がいる学校必読の、お互いの背景を正しく知って、理解を深めるためのシリーズです。
【本シリーズの3つの大きな特長】
1 丁寧な取材で見えた「ありのまま」の日常
本シリーズでは、横浜市のシチェンさん(中国)、川越市のカンミさん(ベトナム)、綾瀬市のシンさん(フィリピン)という、異なるルーツを持つ3人のクラスメイトに1年間、密着取材を行いました。学校での授業の様子はもちろん、放課後の過ごし方、ご家庭での温かな食事、そしてその国ならではの伝統行事まで。それぞれの地域で生きる子どもたちの姿を丁寧に追いました。日本独自のルールに戸惑いながらも、自分のルーツに誇りを持って成長していく姿をありのままに描くことで、海外ルーツの友達をぐっと身近に感じられます
2 授業でそのまま使える実践的な資料
社会科や総合学習での「国際理解」の授業に完全対応した「文化比較」資料や、実際に海外ルーツの子と向き合っている現場の先生方へのインタビューも掲載しています。日本とルーツの国の文化を比べるだけでなく、多文化共生教育を進めるための具体的なヒントが詰まった、実践的な一冊です。
3 会話が生まれる工夫が満載!
巻末の「指さし単語帳」はダウンロードできるようになっています。また、単語を読んでみよう!のコーナーでは「これって、あなたの国ではなんて言うの?」とお互いに教えあったり、質問したりする会話のきっかけづくりを意識しています。
海外にルーツがあることは、素晴らしいことであり、自信を持っていいこと。本書には、ルーツを持つ子へのエールと、それを温かく迎え入れるクラスメイトや先生の姿が詰まっています。図書室にこの本があることで、海外ルーツの子は自分の居場所を感じ、周囲の子は新しい世界を知るきっかけを得るでしょう。多文化共生社会を生きるすべての子どもたちと先生