東京から離れ山で半自給自足生活を送る東出昌大、初の単著!
動物を撃ち、捌き、その肉を食らうこと。爪切りが見当たらなくて119番通報をすること。どちらが〝ヤバい〟のか。ものさしが違うだけで、どっちが善でどっちが悪などと、善悪二元論では答えが出せない議論や問題が多いのではないか(本文より)
2021年春、俳優・東出昌大は東京を離れ、半自給自足の山暮らしを始めた。
自ら山に入り、鹿を撃つ。仕留めた獣を捌き、その命を食らう。薪を割り、火を焚き、自然の恵みと厳しさを肌で知る。やがて、そこで家族との暮らしが始まる。そして、いつしか山が「地元」になっていく。
狩猟とは何か。命を食べるとはどういうことか。都会の常識と山の常識、便利さと豊かさ、善と悪、そして家族を持つということ。山での日常を綴った東出昌大の文章は、当たり前だと思っていた現代人の価値観を静かに揺さぶっていく。
猟師として山で暮らす東出昌大。その日常で起きた出来事と、そこから生まれた東出昌大の思索を綴った24編。
狩猟や田舎暮らしの魅力を語る単純な本ではない。「生きる力とは何か」「豊かさとは何か」を、山暮らしから問い直すエッセイ集。