退院後の心臓リハビリで、元気な毎日は取り戻せる
本書は、不安や疑問を抱えている心臓病の患者さんとご家族に向けて、退院後の心臓リハビリについて分かりやすく伝える一冊です。
「退院したから、もう大丈夫だと思っていた」
「以前より疲れやすく、息切れも気になる」
「どこまで体を動かしていいのか分からない」
「心不全や心筋梗塞の再発が不安」
「心臓リハビリという言葉は聞いたことがあるけれど、何をするのかよく分からない」――
心臓病の治療というと、手術やカテーテル、薬による治療を思い浮かべる人が多いかもしれません。もちろん、それらは命を守るために欠かせない治療です。しかし、退院できたからといって、心臓病が完全に治ったわけではありません。
退院後も再発を防ぎ、体力を取り戻すためには、日々の運動、食事、服薬、こころの状態を少しずつ整えていくことが大切です。その支えとなるのが、退院後の心臓リハビリです。
心臓リハビリは、単に運動をするだけのものではありません。
心臓病を経験した人が、体力と自信を取り戻し、安心して日常生活を送れるようになるための総合的な治療です。
本書では、心臓外科医として多くの手術に携わり、現在は心臓リハビリ専門クリニックで多くの患者を支える著者が、退院後の心臓リハビリについて体系的に解説します。
「もう旅行には行けないかもしれない」
「仕事や家事を続けるのは難しいかもしれない」
「以前のように外出するのは不安」
そう感じていた患者さんが、心臓リハビリを通して少しずつ体力を取り戻し、再び歩き、出かけ、人と会い、笑顔を取り戻していく――。心臓リハビリには、そんな大きな力があります。
本書が、退院後の一歩を踏み出し、自分らしい毎日を取り戻すきっかけとなれば幸いです。