よるべなき乙女が見つけた、
幸せの場所。
天涯孤独のシーナに、友人の一人が家政婦の仕事を紹介してくれた。
旅行がちの雇い主の留守の間に引っ越してきたシーナは、
モダンですばらしく趣味のよい美しい屋敷をたちまち気に入り、
どうしても住みたくてたまらなくなる。
ところが、あてがわれた部屋の風呂が故障していた。
いいわ、それなら主寝室を使わせてもらおうと、
シャワーを浴びていたら、突然、音がした。息をつめて振り返ると、
琥珀色の瞳の男性が、品定めするように彼女を眺め回した。
「じつにきれいだが、すれっからしだな。いますぐ出ていきなさい」