好評を博した『シリーズ生命倫理学』が手に取りやすい装丁にて復活!
生命倫理学は、およそ半世紀にわたって遺伝学・遺伝医療の倫理問題に取り組んできたが、近年大きなテーマ移動が起こっている。これまでは主に単一遺伝病の診断やその治療、その遺伝学的検査情報の取り扱い、それに基づく差別の問題などが倫理的・法的・社会的問題の中心だった。その後のゲノム医科学はcommon diseaseと言われる、誰もがかかりうる病気(多因子性疾患)と遺伝子との関わりの解明に向かってきた。臨床遺伝医学がすべての人にとって身近な医療となる時代が来ようとしている。 分子医科学のかかる大きな転換点に刊行される本巻は、これまで議論の中心であったテーマを最新の情況をふまえて総括するとともに、問題として浮上してきたテーマをも組み込んでいる。