日本の多様な釣り文化を概観し、47都道府県の代表魚と釣り場・釣り方を通じて、自然と人のつながりを描く一冊
本書では、全国47都道府県の水辺(海・川・湖沼)をめぐり、日本人の暮らしに息づく釣り文化の豊かさを紹介しています。
収載事例を選定した視点は、「伝統」「汎用性」「独自性」「新規性」「マニアック性」という五つ。古くから受け継がれてきた釣りから、近年確立された新しいスタイルまで、広い視点で選び抜かれた400以上の釣魚や釣り場、釣り方が登場します。
本書の構成は、まず第Ⅰ部で、釣りの基礎となる魚の生態や感覚器機能、そして日本の釣りの歴史と、世界トップレベルに発展した釣具文化を概観します。
続く第Ⅱ部では、47都道府県の各地域の自然や風土、そこに棲む魚たち、根づいた釣り場、釣り方、食べ方、人と自然の関わりを解説しています。ページをめくるたび、潮の香りや川のせせらぎが聞こえてくるような臨場感に満ちています。
そして何よりも、本書が伝えたいのは「現地で竿を振り、魚と出会う」ことの歓びです。机上の知識を超えて、水辺に立つその瞬間にしか得られない高揚感と、自然との対話を味わってほしい──そんな願いが込められた一冊です。