- 発売日:2026/10/15
- 出版社:丸善出版
- ISBN:9784621313220
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世界遺産の百科事典
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商品説明
1972 年の世界遺産条約の採択以来,世界遺産は人類共通の財産としての遺産を次世代へ継承するための国際的な仕組みとして発展してきた.その対象は歴史的建造物や遺跡のみならず,文化的景観,生物多様性に富む自然環境,人類の営みと自然との関係を示す多様な遺産へと広がり続けている.今日,世界遺産は学術研究の対象であると同時に,行政,観光,教育,地域振興,環境保全,国際協力など,幅広い分野と深く結びついている.そのため世界遺産を理解するためには,人文科学,社会科学,自然科学を横断する学際的な視点が不可欠である.
本書は,そのような世界遺産研究の広がりと到達点を体系的に示すことを目指してその仕組みや理念、保全・保護、社会や自然との関係、将来的な課題、各地の世界遺産などを全8章・各テーマなどの章に分けて編まれた.世界遺産には,人類が過去から受け継いだ文化と自然を守り,未来へと伝えていこうとする国際社会の理念が込められている.また,多くの課題に直面する現代社会において,世界遺産は持続可能な社会のあり方を考える重要な手がかりともなっている.読者が世界遺産をより深く理解し,その価値と課題について主体的に考える契機が生まれることを期待している.
本書は,そのような世界遺産研究の広がりと到達点を体系的に示すことを目指してその仕組みや理念、保全・保護、社会や自然との関係、将来的な課題、各地の世界遺産などを全8章・各テーマなどの章に分けて編まれた.世界遺産には,人類が過去から受け継いだ文化と自然を守り,未来へと伝えていこうとする国際社会の理念が込められている.また,多くの課題に直面する現代社会において,世界遺産は持続可能な社会のあり方を考える重要な手がかりともなっている.読者が世界遺産をより深く理解し,その価値と課題について主体的に考える契機が生まれることを期待している.
目次
1.世界遺産を学問する[編集担当・上北恭史]
世界遺産条約の現在/世界遺産学とは/博物館と世界遺産/パブリック・アーケオロジー/考古学と世界遺産/考古科学/保存科学と世界遺産/景観計画と世界遺産/観光学と世界遺産/地球科学と世界遺産/地理学と世界遺産/生態学と世界遺産/造園学と世界遺産/世界遺産と文学研究―「自然」と「文化」を問い直す/哲学と世界遺産/世界遺産と宗教/社会学と世界遺産/ドイツ建築学の過去・現在・未来/世界遺産学とアジア
2.世界遺産のアイデア[編集担当:吉田正人・松井圭介]
世界遺産条約/奈良ドキュメントとオーセンティシティ/グローバルストラテジー/5C:世界遺産条約の信頼性確保のための戦略目標/世界遺産条約と自然保護/顕著な普遍的価値―Outstanding Universal Value: OUV/真実性と完全性/setting(周辺環境)/attribute(アトリビュート,属性)/文化遺産―定義,クライテリア/自然遺産―定義と登録基準/複合遺産/世界遺産条約における自然と文化の関係
3.世界遺産の仕組み[編集担当:黒田乃生]
世界遺産条約履行のための作業指針/世界遺産委員会/UNESCO(ユネスコ)/世界遺産センター/ICCROM(文化財保存修復研究国際センター)/ICOMOS(国際記念物遺跡会議)/ICOMOS国内委員会/IUCN(国際自然保護連合)/世界遺産一覧表/暫定リスト/世界遺産一覧表記載のプロセス//アップストリームプロセス/シリアル・プロパティ/緩衝地帯(buffer zone)/管理計画(自然)/包括的保存管理計画/HIA/定期報告/保全状況報告書/世界遺産保全のためのモニタリング/危機遺産リスト/文化財保護法(有形文化財)と世界遺産/日本の記念物制度と世界遺産/世界自然遺産候補地に関する検討会/人類の口承及び無形遺産に関する傑作宣言/無形文化遺産保護条約/ワシントン条約/ラムサール条約/水中文化遺産保護条約/ブルーシールドと国際協力/ヴェニス憲章/バラ憲章/フィレンツェ歴史的庭園憲章/歴史的都市街区保存憲章(ワシントン憲章)/考古学的遺産の管理・運営に関する国際憲章/文化観光憲章/水中文化遺産の保護と管理に関する憲章/ヴァナキュラー建築遺産の憲章/文化の道憲章/文化遺産のインタープリテーション及びプレゼンテーションに関するイコモス憲章
4.文化と自然の世界遺産[編集担当:吉田正人・松井圭介]
文化的景観/文化の多様性/文化の道/文化資源/地域産業と景観/ローマ法/コモン・ロー/日本の災害遺跡/記憶の遺産としての記録と文書/世界「記憶」遺産と地方都市/紛争と世界遺産/集合的記憶と遺産/ベルリンの壁と世界遺産/ユネスコ「世界の記憶」―Memory of the World/仏教建築/神社建築/民家―ヴァナキュラーな建築/ヘリテージと創造性/ヘリテ―ジとマテリアリティ―「有形」「無形」の学術的再検討/歴史的都市/世界文化遺産「カイロ歴史地区」の保存にみる既存の保存手法の限界―リビングヘリテージにおける地域住民・コミュニティの愛着形成の有用性/歴史的庭園/世界遺産としての法隆寺/日本の山岳信仰/鉱山遺跡/世界農業遺産/里山・里海/農村景観/棚田/茶の文化的景観/農村集落と世界遺産/世界遺産と地球環境問題/気候変動と世界遺産/世界自然遺産と環境文化/世界自然遺産と境界領域/大気環境と遺産―富士山頂とアンコール遺跡群で大気汚染を調べる/自然景観/風土―自然景観にかかわる世界遺産のキーワードとしての風土/環境保全/生物多様性/生物文化多様性/持続可能な開発/世界の国立公園/日本の国立公園/森林生態系保護地域/IUCN保護地域カテゴリー/IUCNレッドリストカテゴリー/世界遺産アウトルック/絶滅危惧種と種の保存法/ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)/ジオパーク/ナショナル・トラスト/火山と地熱活動/氷河とフィヨルド/化石産地/森林/高地草原/砂漠/河川・渓谷・滝・湖沼/海洋と島嶼
5.各地域の世界遺産[編集担当:松井圭介]
世界遺産の分布/東アジアの世界遺産/東南アジアの世界遺産/南アジアの世界遺産/中央・西アジアの世界遺産/アフリカの世界遺産/西ヨーロッパの世界遺産/北ヨーロッパの世界遺産/南ヨーロッパの世界遺産/東ヨーロッパの世界遺産/北アメリカの世界遺産/ラテンアメリカの世界遺産/生態系保護と観光・利用の両立―知床/世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」―青森市における景観および露出遺構の保全への取組み/白神山地ブナ林保全の問題点/中世都市平泉/日光の社寺/世界遺産富岡製糸場の保存活用―国宝「西置繭所」の取組み/小笠原諸島/富士山―信仰の対象と芸術の源泉 世界遺産一覧表記載への道のり/富士山―世界文化遺産一覧表記載後の管理計画/白川郷萩町集落の自然環境を守る会/古都京都の景観政策/古都奈良の文化財/飛鳥・藤原地域の宮都・寺院・古墳/巨大古墳―百舌鳥・古市古墳群/堺市における世界遺産登録に向けた取組みの紹介/姫路城―日本初の世界遺産登録/構成資産「萩城下町」と生きた都市遺産としての萩城下町―山口県萩市/明治日本の産業革命遺産―製鉄・製鋼,造船,石炭産業/世界遺産と三池炭鉱―「明治日本の産業革命遺産」とそのほかの産業遺産 市民の取組みとともに/構成資産「寺山炭窯跡」の災害と復旧―鹿児島市/地域学習と文化的景観―大田市・石見銀山/「神宿る島」宗像・沖ノ島/長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産/屋久島/奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島/世界自然遺産奄美大島における固有種・希少種保護/琉球王国のグスクおよび関連遺産群/中国石窟寺院保護の新たな動向/中国の石窟文化/雲岡石窟/龍門石窟/敦煌莫高窟/中国墓葬壁画の保護技術/中国における窯業文化/龍泉窯遺跡群/汝窯遺跡/景徳鎮窯遺跡
6.世界遺産と社会[編集担当:池田真利子]
世界遺産と市民参加/コミュニティと地域づくり/リビングヘリテージ/稼働遺産・インフラ遺産/まちなみ保存とまちづくり/観光客による遺産保護への経済行動/世界遺産と「世間遺産」/フランス都市文化政策の展開/ヨーロッパの文化政策と創造都市/英国の文化遺産と地域づくり/対話/歴史のレイヤーと現在の国家―誰の遺産かをめぐるコンフリクト/ドイツの文化政策と想起の文化/ウィーン歴史地区の景観保存をめぐる課題/中央ヨーロッパの文化遺産/社会主義的ユートピアの記憶―現在とは異質な過去の痕跡/国際政治,国際法と世界遺産/バーミヤーン遺跡の文化的景観/バグラティ大聖堂をめぐる世界遺産紛争―保存原則と国家的・宗教的価値の対立/エルサレムの危機遺産/ドレスデンの記載削除/ジェンダーと世界遺産/マイノリティ―中国麗江など少数民族における世界遺産/アメリカ・カナダの先住民族の権利/国境を越える文化遺産の保護問題/キリスト教の世界遺産/イスラームの世界遺産/ヒンドゥー教の世界遺産/仏教と世界遺産/日本の宗教/魔女裁判―学術的研究の必要性/文化論的に問う世界遺産とツーリズム/文化観光/観光開発と住民生活/日本遺産/マラッカの歴史遺産地区/ジョージタウンの歴史遺産地区/19世紀のアイルランドにおける海浜リゾート地の形成/サステナブルツーリズム/エコツーリズム/ビジターセンターと世界遺産/
7.世界遺産の保全[編集担当:松井敏也]/保存・保全・修復の概念/世界文化遺産の保存科学と国際協力/組石造建造物の保存/木造建造物の修理/アンコール遺跡の保存協力/サンボー・プレイ・クック遺跡の保存問題/ボロブドゥール遺跡保存の国際協力/ボロブドゥールの保存科学/プランバナン遺跡群の保存/カトマンズの被災復興協力/バーミヤーン遺跡の保存の課題/ウズベキスタンの仏教遺跡の保存/紛争・内戦下の文化遺産―シリア内戦の場合/アヤ・ソフィアの保存研究/パルテノン神殿の保存研究/東欧木造教会堂の保存/メキシコの土の建築とその保護/エルサルバドルの保存科学―熱帯地域における土構造物の保存/ナスカの地上絵の保護と保存の課題/探査と世界遺産/遺跡探査の手法/遺跡の継続観察におけるデータ転送/写真技術と遺跡モニタリング―①フォトグラメトリ/写真技術と遺跡モニタリング―②AR/三次元デジタル化技術と文化遺産/考古学(文化遺産)とデジタル情報/遺産活用と振動/組積造建造物と地盤工学/石材産地特定への科学的アプローチ/石造世界遺産の修復材料/石の強化方法・強化剤/石造物の微生物による劣化/石造物地衣類のクリーニング/次世代シークエンシング技術から観る遺跡の微生物叢/材質としての木材の劣化/東アジア文化遺産保存学会
8.世界遺産の拡張と未来[編集担当:上北恭史・池田真利子]/平和と人間/世界遺産とナショナルヒストリーの見直し/植民地主義/人種・民族/国家的イベントと遺産―権力と資本が遺すモニュメント/地域再生/空き家問題と地域の遺産/多文化主義/文化遺産の保存における三つのアプローチとその対立―インド・ラダックのチベット仏教壁画と煤をめぐる事例から/条約50周年でみえてきた有形と無形,そしてUNESCOが示す世界文化の未来/「タトゥー」の技術継承とスタジオ―ロンドンのタトゥーを事例に/ダークツーリズム/日本の戦争遺跡/日本の水中遺跡/ロンドンのカーニバルにみる負の遺産から芸術の遺産への転換/ワインスケープと世界遺産/ポップカルチャーと世界遺産―観光の「記号」論/クリエイティブツーリズム/産業遺産/マスメディアからみえる世界遺産/『シヴィライゼーション』シリーズにおける世界遺産/漫画・文学・演劇・映画・自伝に描かれた旧三井三池炭鉱/インタープリテーション/世界遺産のアーカイブ/アート・アーカイブと世界遺産/世界遺産地域における通信環境の課題と展望/世界遺産とSTEAM教育/世界遺産学習/世界自然遺産奄美大島における環境教育の取組み/誰もが訪れることのできる場―視覚障害者の世界遺産の体験/キリスト教教育と平和学習/感染症と世界遺産/世界遺産の世代継承
付録(世界遺産一覧)
世界遺産条約の現在/世界遺産学とは/博物館と世界遺産/パブリック・アーケオロジー/考古学と世界遺産/考古科学/保存科学と世界遺産/景観計画と世界遺産/観光学と世界遺産/地球科学と世界遺産/地理学と世界遺産/生態学と世界遺産/造園学と世界遺産/世界遺産と文学研究―「自然」と「文化」を問い直す/哲学と世界遺産/世界遺産と宗教/社会学と世界遺産/ドイツ建築学の過去・現在・未来/世界遺産学とアジア
2.世界遺産のアイデア[編集担当:吉田正人・松井圭介]
世界遺産条約/奈良ドキュメントとオーセンティシティ/グローバルストラテジー/5C:世界遺産条約の信頼性確保のための戦略目標/世界遺産条約と自然保護/顕著な普遍的価値―Outstanding Universal Value: OUV/真実性と完全性/setting(周辺環境)/attribute(アトリビュート,属性)/文化遺産―定義,クライテリア/自然遺産―定義と登録基準/複合遺産/世界遺産条約における自然と文化の関係
3.世界遺産の仕組み[編集担当:黒田乃生]
世界遺産条約履行のための作業指針/世界遺産委員会/UNESCO(ユネスコ)/世界遺産センター/ICCROM(文化財保存修復研究国際センター)/ICOMOS(国際記念物遺跡会議)/ICOMOS国内委員会/IUCN(国際自然保護連合)/世界遺産一覧表/暫定リスト/世界遺産一覧表記載のプロセス//アップストリームプロセス/シリアル・プロパティ/緩衝地帯(buffer zone)/管理計画(自然)/包括的保存管理計画/HIA/定期報告/保全状況報告書/世界遺産保全のためのモニタリング/危機遺産リスト/文化財保護法(有形文化財)と世界遺産/日本の記念物制度と世界遺産/世界自然遺産候補地に関する検討会/人類の口承及び無形遺産に関する傑作宣言/無形文化遺産保護条約/ワシントン条約/ラムサール条約/水中文化遺産保護条約/ブルーシールドと国際協力/ヴェニス憲章/バラ憲章/フィレンツェ歴史的庭園憲章/歴史的都市街区保存憲章(ワシントン憲章)/考古学的遺産の管理・運営に関する国際憲章/文化観光憲章/水中文化遺産の保護と管理に関する憲章/ヴァナキュラー建築遺産の憲章/文化の道憲章/文化遺産のインタープリテーション及びプレゼンテーションに関するイコモス憲章
4.文化と自然の世界遺産[編集担当:吉田正人・松井圭介]
文化的景観/文化の多様性/文化の道/文化資源/地域産業と景観/ローマ法/コモン・ロー/日本の災害遺跡/記憶の遺産としての記録と文書/世界「記憶」遺産と地方都市/紛争と世界遺産/集合的記憶と遺産/ベルリンの壁と世界遺産/ユネスコ「世界の記憶」―Memory of the World/仏教建築/神社建築/民家―ヴァナキュラーな建築/ヘリテージと創造性/ヘリテ―ジとマテリアリティ―「有形」「無形」の学術的再検討/歴史的都市/世界文化遺産「カイロ歴史地区」の保存にみる既存の保存手法の限界―リビングヘリテージにおける地域住民・コミュニティの愛着形成の有用性/歴史的庭園/世界遺産としての法隆寺/日本の山岳信仰/鉱山遺跡/世界農業遺産/里山・里海/農村景観/棚田/茶の文化的景観/農村集落と世界遺産/世界遺産と地球環境問題/気候変動と世界遺産/世界自然遺産と環境文化/世界自然遺産と境界領域/大気環境と遺産―富士山頂とアンコール遺跡群で大気汚染を調べる/自然景観/風土―自然景観にかかわる世界遺産のキーワードとしての風土/環境保全/生物多様性/生物文化多様性/持続可能な開発/世界の国立公園/日本の国立公園/森林生態系保護地域/IUCN保護地域カテゴリー/IUCNレッドリストカテゴリー/世界遺産アウトルック/絶滅危惧種と種の保存法/ユネスコエコパーク(生物圏保存地域)/ジオパーク/ナショナル・トラスト/火山と地熱活動/氷河とフィヨルド/化石産地/森林/高地草原/砂漠/河川・渓谷・滝・湖沼/海洋と島嶼
5.各地域の世界遺産[編集担当:松井圭介]
世界遺産の分布/東アジアの世界遺産/東南アジアの世界遺産/南アジアの世界遺産/中央・西アジアの世界遺産/アフリカの世界遺産/西ヨーロッパの世界遺産/北ヨーロッパの世界遺産/南ヨーロッパの世界遺産/東ヨーロッパの世界遺産/北アメリカの世界遺産/ラテンアメリカの世界遺産/生態系保護と観光・利用の両立―知床/世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」―青森市における景観および露出遺構の保全への取組み/白神山地ブナ林保全の問題点/中世都市平泉/日光の社寺/世界遺産富岡製糸場の保存活用―国宝「西置繭所」の取組み/小笠原諸島/富士山―信仰の対象と芸術の源泉 世界遺産一覧表記載への道のり/富士山―世界文化遺産一覧表記載後の管理計画/白川郷萩町集落の自然環境を守る会/古都京都の景観政策/古都奈良の文化財/飛鳥・藤原地域の宮都・寺院・古墳/巨大古墳―百舌鳥・古市古墳群/堺市における世界遺産登録に向けた取組みの紹介/姫路城―日本初の世界遺産登録/構成資産「萩城下町」と生きた都市遺産としての萩城下町―山口県萩市/明治日本の産業革命遺産―製鉄・製鋼,造船,石炭産業/世界遺産と三池炭鉱―「明治日本の産業革命遺産」とそのほかの産業遺産 市民の取組みとともに/構成資産「寺山炭窯跡」の災害と復旧―鹿児島市/地域学習と文化的景観―大田市・石見銀山/「神宿る島」宗像・沖ノ島/長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産/屋久島/奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島/世界自然遺産奄美大島における固有種・希少種保護/琉球王国のグスクおよび関連遺産群/中国石窟寺院保護の新たな動向/中国の石窟文化/雲岡石窟/龍門石窟/敦煌莫高窟/中国墓葬壁画の保護技術/中国における窯業文化/龍泉窯遺跡群/汝窯遺跡/景徳鎮窯遺跡
6.世界遺産と社会[編集担当:池田真利子]
世界遺産と市民参加/コミュニティと地域づくり/リビングヘリテージ/稼働遺産・インフラ遺産/まちなみ保存とまちづくり/観光客による遺産保護への経済行動/世界遺産と「世間遺産」/フランス都市文化政策の展開/ヨーロッパの文化政策と創造都市/英国の文化遺産と地域づくり/対話/歴史のレイヤーと現在の国家―誰の遺産かをめぐるコンフリクト/ドイツの文化政策と想起の文化/ウィーン歴史地区の景観保存をめぐる課題/中央ヨーロッパの文化遺産/社会主義的ユートピアの記憶―現在とは異質な過去の痕跡/国際政治,国際法と世界遺産/バーミヤーン遺跡の文化的景観/バグラティ大聖堂をめぐる世界遺産紛争―保存原則と国家的・宗教的価値の対立/エルサレムの危機遺産/ドレスデンの記載削除/ジェンダーと世界遺産/マイノリティ―中国麗江など少数民族における世界遺産/アメリカ・カナダの先住民族の権利/国境を越える文化遺産の保護問題/キリスト教の世界遺産/イスラームの世界遺産/ヒンドゥー教の世界遺産/仏教と世界遺産/日本の宗教/魔女裁判―学術的研究の必要性/文化論的に問う世界遺産とツーリズム/文化観光/観光開発と住民生活/日本遺産/マラッカの歴史遺産地区/ジョージタウンの歴史遺産地区/19世紀のアイルランドにおける海浜リゾート地の形成/サステナブルツーリズム/エコツーリズム/ビジターセンターと世界遺産/
7.世界遺産の保全[編集担当:松井敏也]/保存・保全・修復の概念/世界文化遺産の保存科学と国際協力/組石造建造物の保存/木造建造物の修理/アンコール遺跡の保存協力/サンボー・プレイ・クック遺跡の保存問題/ボロブドゥール遺跡保存の国際協力/ボロブドゥールの保存科学/プランバナン遺跡群の保存/カトマンズの被災復興協力/バーミヤーン遺跡の保存の課題/ウズベキスタンの仏教遺跡の保存/紛争・内戦下の文化遺産―シリア内戦の場合/アヤ・ソフィアの保存研究/パルテノン神殿の保存研究/東欧木造教会堂の保存/メキシコの土の建築とその保護/エルサルバドルの保存科学―熱帯地域における土構造物の保存/ナスカの地上絵の保護と保存の課題/探査と世界遺産/遺跡探査の手法/遺跡の継続観察におけるデータ転送/写真技術と遺跡モニタリング―①フォトグラメトリ/写真技術と遺跡モニタリング―②AR/三次元デジタル化技術と文化遺産/考古学(文化遺産)とデジタル情報/遺産活用と振動/組積造建造物と地盤工学/石材産地特定への科学的アプローチ/石造世界遺産の修復材料/石の強化方法・強化剤/石造物の微生物による劣化/石造物地衣類のクリーニング/次世代シークエンシング技術から観る遺跡の微生物叢/材質としての木材の劣化/東アジア文化遺産保存学会
8.世界遺産の拡張と未来[編集担当:上北恭史・池田真利子]/平和と人間/世界遺産とナショナルヒストリーの見直し/植民地主義/人種・民族/国家的イベントと遺産―権力と資本が遺すモニュメント/地域再生/空き家問題と地域の遺産/多文化主義/文化遺産の保存における三つのアプローチとその対立―インド・ラダックのチベット仏教壁画と煤をめぐる事例から/条約50周年でみえてきた有形と無形,そしてUNESCOが示す世界文化の未来/「タトゥー」の技術継承とスタジオ―ロンドンのタトゥーを事例に/ダークツーリズム/日本の戦争遺跡/日本の水中遺跡/ロンドンのカーニバルにみる負の遺産から芸術の遺産への転換/ワインスケープと世界遺産/ポップカルチャーと世界遺産―観光の「記号」論/クリエイティブツーリズム/産業遺産/マスメディアからみえる世界遺産/『シヴィライゼーション』シリーズにおける世界遺産/漫画・文学・演劇・映画・自伝に描かれた旧三井三池炭鉱/インタープリテーション/世界遺産のアーカイブ/アート・アーカイブと世界遺産/世界遺産地域における通信環境の課題と展望/世界遺産とSTEAM教育/世界遺産学習/世界自然遺産奄美大島における環境教育の取組み/誰もが訪れることのできる場―視覚障害者の世界遺産の体験/キリスト教教育と平和学習/感染症と世界遺産/世界遺産の世代継承
付録(世界遺産一覧)
世界遺産の百科事典
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