手を動かして身につける! 実践と理論から学ぶゲノム解析入門
ゲノム解析は、いまや生命科学の幅広い研究分野で欠かせない技術となっている。しかし、個々の解析手法やツールの使い方を学ぶだけでは、実際のゲノム研究を自分で進められるようになるのは容易ではない。重要なのは、ゲノム解析の全体像を理解し、目的に応じて手法を選び、実際にデータを扱いながら試行錯誤することである。
本書では、まず実際に手を動かして一連のゲノム解析を体験し、そこからシーケンス、アセンブル、アノテーション、トランスクリプトーム解析、比較ゲノム解析へと理解を広げる。さらに、それらを支えるアルゴリズムや統計的原理までを体系的に学んでいく。単なる操作手順の解説にとどまらず、実践と理論を往復しながら、ゲノム解析を自ら考え、使いこなす力を養うことを目指す。
長年にわたりゲノム科学研究の第一線で、多様な生物のゲノム解析と大学・研究機関などで教育に取り組んできた著者が、研究現場と教育現場での培った経験と知識を本書に凝縮した。すぐに自分のデータを解析できる実践力と、手法やツールが変わっても応用できる基礎力の両方を身につけたい読者に贈る、ゲノム解析の実践的入門書である。