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数値と客観性 新装版

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商品説明
なぜ「数字は正しい」のか。なぜ数字になると信頼するのだろう。
数値にした瞬間に一人歩きするものは世に多い。GNP、PISA、放射線量。どうして星や分子や細胞の研究で成功した数値化という方法が、社会の事象をあつかうにも妥当と認められるようになったのか。ギリスピーとクーンに学んだ科学史家が、19-20世紀イギリスの保険数理士、フランスの技術官僚、アメリカ陸軍技術団の史実に即して徹底追求。ひるがえって自然科学にとっての数値化の意味を照射する。
ローカルノレッジ(局所的な知識)を越える卓抜な技術としての標準化・定量化。専門家の裁量に不信の目が向けられるとき。エキスパート・ジャッジメントか客観性か。
科学者共同体と社会の鮮やかな政治的・文化的構図を描き、1997年4S(国際科学技術社会論学会)Fleck賞受賞。「日本語版への序」には、東日本大震災とフクシマの原子力発電所事故から2年後の日本の読者にあてたメッセージをふくむ。科学技術社会論をリードする訳者が明快な解題を付す。
目次
日本語版(2013年)への序

謝辞

はじめに――客観性という文化

第一部 数の力
第1章 自然記述の技巧の世界
第2章 社会を記述する数値が妥当とされるまで
第3章 経済指標と科学の価値
第4章 定量化の政治哲学

第二部 信頼の技術
第5章 客観性に対抗する専門家――会計士と保険数理士
第6章 フランスの国家技術者と技術官僚の曖昧さ
第7章 アメリカ陸軍技術者と費用便益分析の興隆

第三部 政治的な科学者共同体
第8章 客観性と専門分野の政治
第9章 科学は共同体によってつくられている?

解題 (藤垣裕子)
訳者あとがき
参考文献
原註
索引
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