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鋼の王国 プロイセン 上

鋼の王国 プロイセン 上

小原淳 (翻訳)
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商品説明
プロイセンの歴史を描き切り、歴史家クラークの名を世に知らしめた出世作。プロイセンを語らずしてヨーロッパを理解することはできないと鮮やかに示した本書は、プロイセン史の決定版として輝きを放っている。
現在のオランダからリトアニアまで広がり、多くの民族、宗教、文化、社会を包み込んだプロイセンは、不毛な辺境の地から始まった。上巻は、小さな領土の集まりであったプロイセンが、ヨーロッパの大国になるまでを描く。
神聖ローマ帝国の端で誕生し、三十年戦争、大選帝侯時代、ルター派とカルヴァン派、フリードリヒ大王時代、絶対主義的統治の限界、啓蒙主義の開花、対ナポレオン戦争の敗北、官僚による改革など、プロイセンがその姿をとる過程が明らかにされる。
膨大な一次資料に基づき、多数の人物、様々な事件、対立する勢力、制度の変遷が複雑に絡む長大な歴史を、生き生きと手際よく語るのは、クラークの真骨頂と言えるだろう。ドイツ史、プロイセン史、そしてヨーロッパ史を知ろうとするさいの必読書。[全2巻]
目次
謝辞
序論
第一章 ブランデンブルクのホーエンツォレルン家
第二章 荒廃
第三章 ドイツのなかの異常光
第四章 王位の威厳
第五章 プロテスタント諸派
第六章 地域権力
第七章 覇権争い
第八章 敢えて賢こかれ!
第九章 ヒュブリスとネメシス――1789-1806年
第十章 役人が創った国

原註
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