ペーター・ツムトアは
その建物がなんのために使われるのか、という問いから出発する。
そこで何が起こるだろう?! と。
根底にあるものに、彼はどんな建築家よりも心をくだく。
見つめ抜き、問いを深めようとする。
――ヴィム・ヴェンダース(映画監督)
「心に触れる建物を生み出したい」と語るスイスの名匠ツムトア。意を注いで検討する9+3の観点を、愛蔵の図版を示しながら明かす講演録。[カラー図版33点収録]
〈この題目、「空気感―アトモスフェア―」という言葉は、私が長いあいだ関心を持ってきたひとつの問いに由来しています。私としては持ってしかるべき関心なのですが、それは、「すぐれた質の建築とはいったいなんだろうか」という問いです。……〉(本文より)