竹内愛二とキリスト教社会主義運動

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商品説明
竹内愛二は戦時下で、キリスト教社会主義運動「社会的基督教」との関わりによってケースワーク論を構築した。しかしこの関わりは、戦後の竹内ケースワーク論からは見えづらくなり、先行研究の多くからも見落とされてきた。本書は、『社会的基督教』誌上の論稿をはじめとする多くの資料を収集・分析することで、キリスト教社会主義運動との関わりという新たな角度から竹内ケースワーク論を問い直し、その真意を探る。
目次
序 章 竹内愛二のケースワーク論を問い直す
 1 「社会的基督教」との関わりを問う視角
 2 竹内と「社会的基督教」との出会い
 3 本書の目的及び二つの問いと五つの論点
 4 本書の研究方法及び構成

第1章 『社会的基督教』誌における「東亜協同体」論の主張
 1 小倉襄二による批判からの論点
 2 「東亜協同体」論に関する先行研究
 3 『社会的基督教』誌にみる「東亜協同体」論の実像
 4 竹内の「東亜協同体」論による「価値」探求をめぐって

第2章 中島重が主張した「新人格主義」への共鳴
 1 吉田久一による批判と評価からの論点
 2 中島が主張した「新人格主義」に焦点をあてる理由
 3 中島が主張した「新人格主義」の検証
 4 竹内ケースワーク論にみる「新人格主義」への共鳴の検証

第3章 竹内ケースワーク論は「心理主義的偏向」をしたのか
 1 小松源助と三島亜紀子による批判からの論点
 2 アメリカと日本における「心理主義的偏向」という言説の不一致
 3 「実例――少年工東山重剛の個別生活指導」の概要
 4 「実例――少年工東山重剛の個別生活指導」の検討

第4章 C.R. ロジャーズの実存主義的アプローチまでの理論変遷との対比
 1 杉山博昭と孝橋正一による批判からの論点
 2 ロジャーズのカウンセリング理論の変遷過程
 3 竹内のケースワーク理論の変遷過程
 4 実存主義的アプローチに至る理論変遷の竹内とロジャーズの差異

第5章 菅円吉の「関係の神学」に至る神学思想との類比
 1 岡本民夫による評価からの論点
 2 菅の神学思想の転換
 3 「社会的基督教」からの脱退
 4 菅の「関係の神学」と竹内の「実存主義的アプローチ」の類比

終 章 竹内愛二のケースワーク論にみる「科学」と「価値」
 1 竹内ケースワーク論の「価値」は「社会的基督教」との関わりからどのような影響を受けたのか
 2 竹内ケースワーク論の「科学」と「社会的基督教」に影響を受けた「価値」はどのような相互作用をしたのか

引用・参考文献一覧

資  料
  竹内愛二の年譜
  竹内愛二の業績
  竹内愛二の事例研究
  年表1 第2次世界大戦に至るまでの日本と他国軍政府、昭和研究会、竹内愛二、中島重、社会的基督教の動向
  年表2 ロジャーズと竹内愛二の略歴と理論の変遷
  年表3 菅円吉と竹内愛二の略歴と神学思想の変遷

初出一覧
あとがき
事項索引
人名索引
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