はじめに
序 章 歴史総合の〈私たち〉およびその背景(向 正樹)
1 歴史教育の大転回
2 歴史総合における〈私たち〉
3 歴史教育変革の切り札
4 本書の視点と構成
第Ⅰ部 今ここにある歴史総合
第1章 歴史の学び方を学ぶ、歴史教育の転換(吉嶺茂樹)
1 歴史総合の実施――現場では相当危ない状況に!
2 鼎談の方向性と中身について――何がどう転換期なのか?
3 中身に入りましょう!――どのように変わるのか?
4 井野瀬久美惠の指摘を読む――正解・不正解を求めない歴史教育への変化
5 「the History」(暗記するべき)と「a History」(ある一つの)
6 今後の課題をめぐって――歴史学習を面白くする
第2章 〈私たち〉を問い直す(矢景裕子)
1 「私たち」とはだれか、なぜそうであるのか
2 歴史総合の構想・授業・評価
3 授業実践――多層で多様な「私たち」を見つめる
4 何のために歴史総合をやるのか、なぜ「私たち」にこだわるのか
第3章 歴史総合の教員養成と高大連携(後藤誠司)
1 『思想』合評会での報告
2 歴史総合と歴史教育
3 大学における教員養成の課題
4 歴史研究と歴史教育の架橋
第Ⅱ部 その先を構想する――ジェンダー史とグローバルヒストリー
第4章 歴史総合とジェンダー(三成美保)
1 二一世紀の国際社会と日本
2 ジェンダー史教育の意義
3 フェミニズムをどう扱うか
4 「男性性」をどう考えさせるか
5 LGBTQ+をどう論じるか
6 歴史教育のジェンダー主流化
第5章 歴史総合ではジェンダー視点からどのように問えるか――問いの一覧表を作成して(川島啓一)
1 歴史総合にジェンダー視点からの問いを導入する難しさ
2 「A 歴史の扉」とジェンダー視点からの問い
3 「B 近代化と私たち」とジェンダー視点からの問い⑴
4 「B 近代化と私たち」とジェンダー視点からの問い⑵
5 「C 国際秩序の変化や大衆化と私たち」とジェンダー視点からの問い
6 「D グローバル化と私たち」とジェンダー視点からの問い
7 今後の課題
第6章 近代世界システムと大分岐、そしてグローバルヒストリー玉木俊明
1 近代世界システム
2 「大分岐」論とグローバルヒストリー
3 近代世界システムとグローバルヒストリーの比較
4 近代世界システムと新しいグローバルヒストリー
第7章 ヒト・モノ・情報・カネの移動を中心とした世界史(玉木俊明)
1 超長期的視点から見た近現代史
2 世界はどのようにして縮まったか
3 近現代をどう捉えるか
第Ⅲ部 高校・大学・社会をつなぐ歴史――パブリック・ヒストリー
第8章 歴史総合の新たな可能性――軍事郵便を活用して(井上乃晏)
1 歴史総合の現状
2 歴史総合教材としての軍事郵便の可能性
3 授業ワークシートの作成と総合分析
第9章 スペインの歴史的記憶と記憶の教育――「内戦証言会」を事例として(ペレス・リオボ アンドレス)
1 スペインにおける歴史的記憶
2 歴史的記憶回復と法制化
3 教育現場における歴史的記憶
4 内戦の民主的記憶について積極的に学ぶ
第10章 歴史と社会をつなぐメディア――学習マンガとポッドキャスト(梶原洋一・室越龍之介)
1 メディアの中の歴史
2 学習マンガ――古くて新しいメディア
3 「歴史」あるいは人文学とビジネス
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おわりに
人名・事項索引