はじめに――忘れ去られた福祉の先駆者たち
第1章 小島乘眞と埼玉育児院――發智庄平との相克と黎明期の社会事業
1 小島乘眞との出会い
2 明治時代の育児院と宗教
3 埼玉育児院開設と安養寺の檀家対応
4 發智庄平との出会いと法人認可
5 小島乘眞排除の動きと辞職
6 小島乘眞の「陳情書」と家族への処遇
7 黒須銀行と日本弘道会
8 新たな発見と發智庄平の残したもの
第2章 加藤千加子と育成会――戦後母親運動の礎
1 母親の力を結集した加藤千加子
2 模索の中での活動と保護者代表としての役割
3 支部の拡張・連携と埼玉県への陳情
4 パール・バックが与えた影響
5 育成会からの離脱
6 運動の果てに残ったハナミズキ
第3章 大森隆碩と高田訓曚学校――残された謎を「長女ミキのメモ」から探索する
1 謎の多い大森隆碩の青年時代
2 明治初期の盲教育と新潟県
3 大森隆碩の足跡
4 「長女ミキのメモ」から目安箱事件の仮説検証
5 空白の六年間の想察
6 大森隆碩と高田訓曚学校
7 大森隆碩の基礎をつくった空白の六年間
第4章 宮川文平と中越盲唖学校――「赤裸々の馬鹿正直者」と呼ばれた人
1 宮川文平との出会い
2 私立中越盲唖学校資料
3 明治時代盲唖教育と新潟県盲唖学校
4 資料からみる中越盲唖学校
5 宮川文平の英断
おわりに――名もなき実践者たちへ
索 引