はじめに
第一章 「してあげる」の悲劇──自分の「善意」を手放す勇気
善意であるが故に
気がつかないうちに成立する「暴力」
他者を依存させようとする欲望
「ケア」が「害」になるとき
日常性と善意
力を手放し、他者から受け取る
一方向ではない、新たな関係性へ
第二章 「与えるケア」から「受け取るケア」へ
「指示」「質問」ばかりの現場
その人にとっての「意味」を尊重する
攻撃ではなく防御
感情を認める
ケアに参加する
第三章 「ケア」の中心に「関係性」を──「ケア」に臨む哲学
認知機能と権利
誰に決める権利があるのか
自律を可能にする依存
強制ケアをゼロに
同意しないという権利
人間らしくあること
人間的な側面をケアする
食事は栄養補給ではなく自己表現
自分の脆弱性を認める
怖れを手放す
第四章 「関係性」によって「身体」を取り戻す
関係性が喪失するとき
「魔法」ではなく「技術」
ケアを「測定」する
目を合わせ存在を承認する
話すのは承認するため
触れることの意味
つかむことの害
触れる順序
尊厳の柱「立つ」
なぜ立ってケアをしないのか
第五章 「ケア」で「健康」を回復する
キュアは患者がするもの
ケアをする人のすべきこと
診断・治療を含むケアという考え方
見ることが世界を構成する
関係性を軸とするケアのプロセス──「五つのステップ」
手順を踏むことの意味
ノックをしても待たない
出会いの対等性
引用文献
おわりに
索 引