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戦時期日本の翼賛体制と選挙

戦時期日本の翼賛体制と選挙

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商品説明
アジア・太平洋戦争下、既存の政治秩序を改編するために構築された「新体制」における国民の政治参加のあり方を追究する。地方選挙に始まる候補者推薦制度、1942年の翼賛選挙と民意獲得の模索、尾崎行雄ら自由主義派代議士の大政翼賛会批判などを分析。戦時下でも機能していたデモクラシーをみるとともに、その限界と戦後の変容を見通す。
目次
凡例
 序章 分析視角と課題設定
  一 課題設定
  二 先行研究整理
  三 本書の意義と分析視角

第一部 戦時議会と自由主義派代議士
 第一章 大政翼賛会憲法違反論争―自由主義派の「臣民ノ翼賛」論―
  はじめに
  一 近衛新体制運動と宇垣一成擁立運動
  二 第七六議会と大政翼賛会憲法違反論争
  三 二月二二日の衆議院と違憲論争の終結
  おわりに―自由主義派と戦時議会―
 第二章 同交会と翼賛選挙
  はじめに―同交会と戦時議会―
  一 同交会の設立
  二 翼賛選挙の実施決定と同交会
  三 選挙戦と選挙干渉
  四 第八一議会へ
  五 推薦制度批判と翼賛選挙の終焉
  おわりに―翼賛選挙と政治参加―
 補論 「自由主義者」尾崎行雄の「挙国一致」論
  はじめに―尾崎行雄と昭和の政党―
  一 「憲政の神様」と「常道」
  二 宇垣一成擁立運動
  三 近衛新体制から翼賛選挙へ
  四 翼賛選挙と尾崎行雄―「憲政擁護の大旗」―
  おわりに

第二部 「新体制」と選挙制度改革
 第一章 候補者推薦制度の史的考察
  はじめに
  一 選挙法改正案問題と推薦制度の『実例集』
  二 『実例集』と選挙粛正運動期の推薦制度
  三 プレ翼賛選挙の「実例」と実態
  四 翼賛地方選挙と推薦制度のマニュアル化
  おわりに―候補者推薦制度の史的展開―
 第二章 尾崎行雄の選挙―戦前日本のデモクラシーと政治参加―
  はじめに
  一 尾崎行雄と支持基盤
  二 最初期後援会の結成過程
  三 戦前普通選挙と尾崎行雄―翼賛選挙を事例に―
  おわりに―デモクラシー潮流と後援会―
 第三章 翼賛選挙の受容過程―大阪府池田市会選挙と高原操の選挙観―
  はじめに―翼賛選挙の誕生と言論人―
  一 一九四一年の大阪府池田市会選挙と「翼賛選挙」の誕生
  二 高原操と「翼賛選挙」
  おわりに―「民意」とは何か―
 第四章 「新体制」と自由主義派代議士の支持基盤
  はじめに
  一 三重県伊賀地方と川崎克
  二 上野市の誕生と地方における「翼賛選挙」
  三 「翼賛市会」の展開
  四 川崎克と翼賛選挙
  おわりに―自由主義派の支持基盤と「新体制」―

第三部 戦後政治と自由主義派代議士
 第一章 同交会と議員戦争責任決議案
  はじめに
  一 敗戦議会と同交会議員
  二 議員戦争責任決議案問題と各党派の自己認識
  三 尾崎行雄の死後顕彰
  四 同交会と自由民主党―『自由民主党史』の検討―
  おわりに―戦後政治の正統性―
 第二章 戦前派代議士と一九五三年総選挙―尾崎行雄を事例に―
  はじめに
  一 アジア・太平洋戦争の敗戦と「尾崎ブーム」
  二 危篤からの復活と第二五回総選挙
  三 「憲政の神様」と一九五三年総選挙という転換点
  四 「咢堂票」の行方
  おわりに

 終章 翼賛選挙と戦時期日本の政治参加
  一 戦時期日本の「民意」と選挙
  二 戦前・戦時デモクラシーと戦前日本の政治参加

あとがき
初出一覧
索引
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