朝河貫一の歴史学

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目次

 一 朝河貫一の生涯と業績
 二 本書が解明しようとする問題

第一部 歴史学者への道
 第一章 福島から東京へ―朝河貫一の少年時代―
  一 二本松に生まれて
  二 立子山時代
  三 福島中学へ
  四 東京専門学校時代
 第二章 父・正澄からの影響―立子山時代の教育―
  一 鈴木喜助『朝河貫一』について
  二 小学同級生の語る貫一
  三 正澄の退職と「報恩之辞」
  四 貫一の第一回帰国と立子山訪問
  五 貫一の立子山での恋愛―一八九五年(明治二十八)八月の手記―
  六 朝河正澄の書幅
  おわりに
 第三章 歴史学への開眼―ダートマス、イェールにおける知的形成―
  はじめに
  一 ダートマス大学への留学
  二 イェール大学大学院へ
  三 「大化改新」に関する博士論文をめぐって
  おわりに
 
第二部 比較封建制研究の成果
 第一章 日本封建制の見取り図
  はじめに
  一 朝河のダートマス大学での卒業論文
  二 日欧封建制の比較の開始
  三 朝河の日本封建制の見取り図
  四 朝河の黒板勝美への批判
  五 西欧をモデルとしない封建制概念の構想
  六 朝河の欧米の歴史学に対する影響
  おわりに
 第二章 オットー・ヒンツェによる『入来文書』の書評
  はじめに
  一 オットー・ヒンツェによる『入来文書』への書評
  二 朝河とオットー・ヒンツェの往復書簡
  三 ヒンツェの「封建制の本質と拡大」をめぐる問題
  四 朝河とヒンツェの封建制の定義
  五 朝河による封建制の独仏比較―一九四〇年の「アメリカ中世学会」での講演草稿―
  おわりに
 第三章 マルク・ブロックによる『入来文書』の書評
  はじめに
  一 マルク・ブロックによる『入来文書』の評価
  二 ブロックとの文通と原稿執筆の依頼
  三 朝河のブロックへの論評
  四 「封建制」理解の相違
  おわりに
 第四章 比較封建制論の著作の試み
  はじめに
  一 Asakawa Papersの「封建社会の性質」草稿群の概要
  二 「封建社会の性質(試論、公刊スベカラズ)」のタイトルの草稿と内容
  三 「比較封建制論の著作」の草稿群
  四 「比較封建制論の著作」の内容
  五 「比較封建制論の著作」の特徴
  おわりに
 第五章 西洋中世史の研究と教育活動
  はじめに
  一 朝河の西洋中世史への関心
  二 西洋中世史の授業を担当するようになった経緯
  三 朝河が担当した授業の内容
  四 試験問題、答案、期末論文
  五 朝河の西洋中世史の研究
  おわりに

第三部 比較封建制論から国民性の分析へ
 第一章 一九三〇年代以降の歴史研究
  はじめに
  一 『入来文書』までの比較封建制研究
  二 一九三〇年代の比較封建制研究
  三 第二次世界大戦と国民性の研究
  四 一九四〇年代の歴史学概論のノート
  おわりに
 第二章 グレッチェン・ウォレンとの文通
  はじめに
  一 グレッチェン・ウォレンとは誰か
  二 朝河とグレッチェンの出会いと文通
  三 イェール大学バイネッケ図書館所蔵「朝河発グレッチェン宛書簡集」について
  四 「Dear Friend宛書簡」に関する我が国での研究
  五 朝河がグレッチェンに宛てた書簡の内容
  六 グレッチェン宛書簡とともに送付された「公開書簡」について
  おわりに
 第三章 戦後の日記を読む
  はじめに
  一 「封建社会の性質」草稿群への言及
  二 グレッチェン・ウォレンとの文通
  三 東アジア図書部長(キュレーター)職の解任問題
  おわりに
 
 結びにかえて―朝河貫一の日欧比較史研究の意義―
  はじめに
  一 日本封建制の見取り図
  二 荘園から封土へ
  三 荘園とマナーの比較
  四 西欧をモデルとしない「封建制」概念の構想
  五 「日欧比較封建制論」から「国民性」の研究へ
  六 朝河貫一の日欧比較中世史研究の後世への意義

初出一覧
あとがき
索引
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