共生の思考法

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共生の思考法
  • 発売日:2025/04/28
  • 出版社:明石書店
  • ISBN:9784750359243

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共生の思考法

共生の思考法

通常価格 3,080 円(税込)
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商品説明
マジョリティの権力性を排した共生はいかにして可能か? マイノリティを従属的な位置に置き続ける同化主義の不可能性を論証し、従来の「多文化共生」はその一形態であると看破。多現実主義の視座から非‐人間を含むさまざまな他者との境界を問い直し、「共生」概念を根本から再構築する画期的論考。
目次
 謝辞

序章 共生を「リコールする」ために

第1章 多文化主義/多文化共生の批判的再考に向けて
 1 社会変革としての「多文化主義」の終焉?
 2 リベラルな福祉多文化主義
 3 ネオリベラルな例外化とシティズンシップからの例外状態
 4 コミュニティを通じた統治と放置
 5 「地域における多文化共生」から「外国人材との共生」へ
 6 ダイバーシティの礼賛と自己責任論
 7 批判的社会学の射程とオルタナティブな共生の探求

第2章 同化とは、分断でもある――同化主義としての「共生」(1)
 1 同化は、不可避である
 2 ふたつの「望ましい同化」
 3 同化としての参加
 4 コミュニティの不足と過剰?
 5 統治とエンパワーメントのはざまで

第3章 日本人とは誰のことか(1)――「日本人」の社会的構築
 1 社会構成主義と認知的視座
 2 ネイションとしての国民/民族
 3 本質化と人種化
 4 血統ナショナリズム
 5 「ふつうであること」とマジョリティ日本人

第4章 日本人とは誰のことか(2)――マジョリティ性と「テストする権力」
 1 日本人論言説と文化ナショナリズムの消費
 2 予言の自己成就と日本人論言説の規範化
 3 「純ジャパ」と、テストする権力
 4 マジョリティ特権の揺らぎと「逆ギレ」するマジョリティ
 5 「反省」と自己陶酔

第5章 同化主義は、失敗する――同化主義としての「共生」(2)
 1 同化主義は、不可能である
 2 マジョリティを分断する同化主義
 3 「テスト」がテストするもの
 4 「マウントを取り続ける技法」としての同化主義
 5 心理的統合と他者への「呼びかけ」

第6章 生きづらさの遍在からマイノリティの排除へ――排外主義としての「共生」(1)
 1 分断社会におけるヴァルネラビリティとプレカリティ
 2 生きづらさと心の脆さ
 3 生きづらさの遍在/偏在と「行き/生きづまり」
 4 排外主義とナショナリズム
 5 「コスパ/タイパ」と排外主義へのアディクション
 6 「耐えて、しのぎ切ること」と、マイノリティへの「妬み」
 7 被害者と弱者、そして「ほんとうの弱者」と「マイノリティ特権」

第7章 マイノリティの排除から暴力の遍在へ――排外主義としての「共生」(2)
 1 マイノリティへのバイアスと犯罪者化
 2 「人として」扱われない他者
 3 例外状態における暴力と死
 4 「戦時社会」と「良い/悪い」外国人

第8章 「難民」とは誰のことか――共生の越境論的転回(1)
 1 「偽装難民」言説
 2 認識的不正義
 3 「難民」と「私たち」との境界を再考する
 4 難民と出会う/つながること

第9章 「移民」とは誰のことか――共生の越境論的転回(2)
 1 「移民」と「外国人」?
 2 「移民」と「日本人」?
 3 「水道の蛇口」という幻想
 4 何をしに日本へ?
 5 方法論的ナショナリズムと移住経験
 6 グローバル都市と一軒家
 7 「定住者」と「移住者」?
 8 「根付くこと」と「移動すること」?

第10章 多文化共生から「違う世界を生きている人々の共生」へ――共生の存在論的転回に向けて(1)
 1 「symbiosisとしての共生」の限界を越える
 2 複数的現実としての「価値観」
 3 多文化主義から多現実主義へ

第11章 生きる/考えることとしての対話――共生の存在論的転回に向けて(2)
 1 対話としての共生
 2 コミュニケーションとしての対話/共生
 3 インターアクションとしての対話/共生
 4 リフレクションとしての対話/共生

第12章 つながりとしての共生――共生の存在論的転回に向けて(3)
 1 人間どうしの共生と、人間と非――人間との共生
 2 社会的不正義と環境危機の交差
 3 人新世の時代における存在論的不安
 4 多現実/多自然主義における「共通世界」の構成と交渉
 5 共生に「外部」はない

終章 より良くつながる/生きるための政治

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