二〇〇六年~二〇二四年 『言葉と物』を読み、ふたたび読む――『フーコー『言葉と物』を読む』日本語版への序文
謝辞
序論
物の秩序
歴史
境界-同一なるものと他なるもの
類似、表象、言説――『言葉と物』第一部概説(第一章~第五章)
歴史、人間、言語――『言葉と物』第二部注解(第七章~第一〇章)
「われわれの近代性の境界」
1.ある断絶の考古学
一.分離
二.「カント主義」と人間学
2.近代の知の根本的諸形象
一.経済学の誕生
二.近代生物学の歴史的アプリオリ
三.文献学と言語の分散
3.知の人間学的襞
一.〈言説〉の終焉
二.人間学的四辺形
有限性の二つの側面
経験的なものと超越論的なものの混同
思考されざるもの
起源にあるものと時間の分散
三.人間学的襞の解体
4.「人間諸科学」への異議申し立て
一.人間諸科学の認識論的状況
二.「無意識的表象」
三.無意識、歴史――人間とその〈他なるもの〉
四.言語の永劫回帰
結論
『言葉と物』第二部分析的要約(第七章~一〇章)
用語集
文献案内
なぜわれわれは『言葉と物』を最後まで読み通せないのか――訳者解説にかえて