なぜ資産に課税しないのか 富裕税入門

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なぜ資産に課税しないのか 富裕税入門
  • 発売日:2025/08/18
  • 出版社:明石書店
  • ISBN:9784750359748

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なぜ資産に課税しないのか 富裕税入門

なぜ資産に課税しないのか 富裕税入門

通常価格 2,970 円(税込)
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  • 発売日:2025/08/18
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商品説明
世界各国で富の格差が広がるなか、それに歯止めをかける手段としての富裕税に関心が高まっている。第一線の論者たちが国際的な知見をもとに多角的に検討し、不公平税制の是正にとどまらず、日本において富裕層の資産に課税する富裕税の導入を提起する。
目次
 本書刊行に寄せて[ガブリエル・ズックマン]
 はじめに[醍醐聰]

第1章 貧困と格差が拡大する日本社会[宇都宮健児]
 1 貧困と格差が拡大する日本社会
 (1)高い相対的貧困率
 (2)このところの物価高騰で生活に困窮している人が急増している
 2 日本社会で貧困と格差が拡大してきている要因
 (1)社会保障の貧困
 (2)労働の貧困
 (3)不公正な税制

第2章 なぜ富裕税なのか[醍醐聰]
 1 増加する財政需要に見合う新たな安定財源の必要性
 (1)高齢化に追いついていない介護関連の歳出
 (2)需要に追いつかない子育て支援――学童保育の場合
 2 税の財源調達機能からの検討
 (1)増税できない日本でよいのか?
 (2)国債費で税収の45%が消える時代が迫っている
 (3)事実に反する国債増発無害論
 3 所得税増税の限界
 (1)所得格差を凌駕する資産格差
 (2)資産格差は所得格差と連動していない
 4 消費税か、富裕税か?
 (1)世代内と世代間の負担の公平
 (2)税収規模と税の公平負担から見た比較
 5 富裕税の制度設計
 (1)私案と税収試算
 (2)配当所得の源泉となる企業の留保利益への課税も
 6 富裕税への抵抗にどう向き合うか?
 (1)財産権を盾にした原理主義的抵抗
 (2)居住用不動産をめぐる財産権と課税権
 7 富裕税根拠論のアップデート
 (1)結果の不平等と機会の不平等
 (2)応益説の思想史――ルソーとスミス
 (3)特恵に着目したシーヴ=スタサヴェージの富裕層課税論
 8 検証――機会の不平等と結果の不平等のリンケージ
 (1)富裕層は金融所得等の分離軽課の特典を享受してきた
 (2)保有不動産に対する逆進課税
 (3)市街地開発の外部効果の享受
 (4)富の格差是正に寄与しない相続税
 (5)富の公的な相続に寄与する富裕税

第3章 富裕税は机上の空論か?――富裕税の実現可能性を考える[近藤克彦]
 はじめに――昭和の富裕税
 1 富裕税の必要性
 (1)相続税節税の対応策
 (2)所得税節税の対応策
 (3)経済の活性化
 2 富裕税の実現可能性
 (1)納税者の資産の捕捉と評価――国税庁のDX構想を手がかりとして
 (2)富裕税を払いたくても払えない富裕層とは?
 (3)固定資産税と二重課税にならないか?
 (4)キャピタルフライト――その対応策
 おわりに――富裕税の再導入はありうるか
 (1)富裕税の採用可能性
 (2)資産格差と富裕税
 (3)結びに代えて

第4章 富裕税に関する国際的な動きと論調[合田寛]
 はじめに――2つの流れの合流
 (1)G20(議長国ブラジル)の提案
 (2)「国連枠組条約」締結の進展
 1 富裕税をめぐる新しい動向
 (1)これまでの富裕税
 (2)富裕税をめぐる状況の新展開
 2 富裕税を押し進める新しい展開
 (1)21世紀の税の課題――ピケティの功績
 (2)不平等の研究の進展
 (3)脱税・税逃れに対する取り組み
 (4)富裕税と多国籍企業課税
 (5)富裕税を求める世界の声
 (6)市民社会における高まる運動
 3 富裕税をめぐる主な論点
 (1)目的・課税根拠
 (2)税率と閾値
 (3)非常時の一時的富裕税
 (4)資本所得課税と富裕税
 (5)情報の収集と課税逃れ対策
 (6)資産の評価
 (7)課税対象資産・課税単位
 (8)資本所得と労働所得
 (9)気候変動対策への貢献
 (10)富裕税と財産権
 4 国際協力の意義
 5 「神話」を検証する
 6 富裕税をめぐる課題と展望

第5章 富裕税の可能性を考える[三木義一・成田元男]
 はじめに
 1 富裕税構想の中核
 (1)現代の税制の累進性
 (2)協調的な最低課税基準の提案
 (3)国際協力の付加価値
 (4)実施上の課題
 (5)最上位層に対しより効果的な課税を行うための選択肢
 (6)結論――より持続可能なグローバリゼーションに向けて
 2 ズックマン富裕税構想と日本の税制
 (1)現在の所得税制の失敗
 (2)では、どうすべきなのか……2%の最低課税の提言
 (3)具体的展開
 (4)検討課題

 あとがき
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