ベルギーを知るための64章【第2版】
  • 発売日:2026/10/02
  • 出版社:明石書店
  • ISBN:9784750360522

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ベルギーを知るための64章【第2版】

ベルギーを知るための64章【第2版】

通常価格 2,640 円(税込)
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商品説明
現行の国家だけ見てベルギーを理解することは難しい。本書は近現代ベルギーの社会や文化について解説を加えるとともに、歴史的に世界各地で活躍した「ベルギー人」に注目し、新たな視点を提供する。「ベルギーを知る」ことから「欧米」の成り立ちにまでつながる大胆な一書。
目次
 前書きに代えて――ベルギーが「ハート・オブ・ヨーロッパ」と呼ばれる理由

Ⅰ ベルギーの現代的諸相

第1章 ベルギーから世界が見える――小さな珠玉の王国の「大国風情」はなぜ
第2章 「ベルギー国境」は国境にあらず――時空の「越境」が常態の国
第3章 EUは本来的にベルギー的である――シャルルマーニュからドゴールまで
第4章 ミスター・ヨーロッパと呼ばれたベルギー人――現代統一欧州を築き上げたスパークという政治家
第5章 ブリュッセル、小さな世界一の国際都市――なぜEU・NATOの本部なのか
第6章 ベルギーとアフリカ――アフリカ植民地の呪縛
第7章 意外な(?)スポーツ大国ベルギー――オリンピックもワールドカップも
 【コラム1】小国ベルギーの知られざる偉人たち――国際法学者とビッグバン科学者
 【コラム2】ブリュッセル(EU)の中央集権から逃れるための「ブレグジット」?
 【コラム3】アフリカのベルギー・コネクション――リビングストンとスタンレー

Ⅱ 世界の社会・経済に大きく貢献したベルギー(フランドル)

第8章 フランドルのお家芸は「議会主義」?――マグナ・カルタやド・モンフォール
第9章 印刷・出版とフランドル――グーテンベルクが先か、コステルが先か
第10章 小さな国の大きな経済――産業革命からロックフェラーやデュポンまで
第11章 海の栄光は空の時代まで続くのか――ライト兄弟からマクダネル・ダグラスまで
第12章 飛行機から自動車・電機へ――ロールスロイスやフォッカー社、GMやGEは?
第13章 アントウェルペン――古くて新しい世界の商都
第14章 リエージュ――司教都市の裏の顔としての軍需産業都市
 【コラム4】近代社会思想の発信源はフランドル系?――アダム・スミスからマックス・ウェーバーまで
 【コラム5】メッセンジャー――早くからヨーロッパの国際郵便・飛脚を担ったフランドル人
 【コラム6】ベルギー・チョコレートの美味しい話――「世界一」は幾つもあるけれど

Ⅲ ベルギーという国の今

第15章 国家のあり方まで変えた言語問題――中央集権制から連邦制
第16章 ベルギーの連邦化の今――改革は果てしなく続く
第17章 ベルギーと世界の民族問題――先進国ベルギーの特殊性
 【コラム7】ベルギーの「ライシテ(脱宗教性)」
第18章 ベルギーのフランス語の今――「フランス語」を話すのは誰?
第19章 ベルギーのオランダ語の今――標準オランダ語をめぐって
第20章 都市国家ブリュッセルの言語状況――例外としての二言語圏、現実としての超多様性
第21章 ベルギーのドイツ語圏――言語戦争とは無縁のもっとも保護された少数者?
第22章 移民がつくるベルギー①――移民受入れ政策の変遷
第23章 移民がつくるベルギー②――移民送出政策の変遷
 【コラム8】ベルギー建国とフランス人――ベルギーの中のフランス人
第24章 公教育の場に参入するイスラーム――教材開発と学校設立

Ⅳ ベルギーの近現代文化・芸術の展開

第25章 ベルギーのフランス語文学――「ベルギー性」を求めて
第26章 ベルギー・オランダ語文学――オランダ語話者の視点で「ベルギー」を知る
第27章 ベルギー映画へのいざない――ストルクからアケルマン、ダルデンヌ兄弟まで
 【コラム9】映画都市ブリュッセル
第28章 「音楽の国」ベルギー――その変遷と現在
第29章 ベルギーのバンド・デシネ――フランス語圏のマンガ
 【コラム10】英文学『フランダースの犬』とベルギー

Ⅴ 芸術大国ベルギーの歴史と現在

第30章 15、16世紀のフランドル絵画――空間構成、細部描写、油彩技法
 【コラム11】16世紀の絵画――ピーテル・ブリューゲルを中心に
 【コラム12】フランドル画家のイタリア留学とフランス・ローマ学院
第31章 ルーベンスの絵画芸術と政治文化――アルブレヒトとイサベラの治世の表象
第32章 ベルギー世紀末のアール・ヌーヴォーとその背景――装飾芸術の国際性と近代主義
第33章 マグリットだけじゃない! ベルギーの近代絵画――象徴主義から抽象まで
第34章 ベルギーの舞台芸術――変革をもたらした現代舞台芸術の「波」
第35章 ベルギーの近現代建築――アール・ヌーヴォーからの展開
 【コラム13】言語対立と大学キャンパス
 【コラム14】ロダンとル・コルビュジエの出自――彫刻や建築の分野でのベルギーの影響力

Ⅵ 中世フランドルの繁栄があればこそ

第36章 ノルマン征服の偉大なる脇役――フランドルと北欧の視点の重要性
第37章 十字軍では主役のフランドル――聖地にいちばん近い国ベルギー
第38章 最盛期は建国前という不思議な国――ブルッヘとヘントの栄光
第39章 カール5世――「太陽の沈まない帝国」の皇帝
第40章 大航海時代でも偉大なる脇役を演じたフランドル――旧教国を支え、新教国を操った影の主役?
第41章 カルヴァンが担ったキリスト教の新時代――ピカルディー人カルヴァンの立ち位置
第42章 宗教戦争・オランダ独立戦争ではむしろ主役のフランドル――分岐点は1585年のアントウェルペン陥落
第43章 オランダ独立後に残されたベルギーは――フェリペ2世以降からベルギー建国まで
 【コラム15】世界遺産発祥の地ベルギー――「ベギナージュ」と「鐘楼」
 【コラム16】「ロッテルダムのエラスムス」というイメージを再考する
 【コラム17】「地図」と「解剖学」の揺籃の地フランドル

Ⅶ フランドル移民が世界を変えた

第44章 フランドル人が演出したオランダ黄金時代①――社会をリードしたフランドル人
第45章 フランドル人が演出したオランダ黄金時代②――東インド会社VOCこそ国家なり
第46章 フランドル派から突然のオランダ絵画の全盛へ――レンブラントとは何者か
 【コラム18】ブラバント人「ファン・ゴッホ」という考え方
第47章 イギリスとフランドル①――フランドル人やユグノーの移住
第48章 イギリスとフランドル②――なぜ英国・米国にも小国ベルギーの姓が多いのか
 【コラム19】ベルギーは英・仏の母なる国!?――ベルギーと「人の移動」
 【コラム20】例えばスコットランド人のなかの「フランドル姓」
 【コラム21】フランス語の姓の不思議
第49章 イギリスとフランドル③――対岸フランドルから見たシェイクスピア別人説
 【コラム22】イギリス人作家とはいえ――チョーサー、デフォー、ディケンズ……
第50章 北米とフランドル①――「メイフラワー号」には誰がどこから乗り込んだのか?
第51章 北米とフランドル②――アメリカ建国の偉人たちの神話と真実
第52章 北米とフランドル③――ワロン人のニューアムステルダム移住
 【コラム23】誰がアメリカの大学を創設したのか?
第53章 スウェーデン軍事大国化の陰に――「近代工業化の父」はリエージュ出身
第54章 南アフリカ――イギリス系とオランダ系アフリカーナーの相克?
 【コラム24】南ア出身イーロン・マスクの異才、その出自は?

Ⅷ 日本とベルギー

第55章 1600年のリーフデ号はオランダ船か?――ロッテルダム出帆の背景
第56章 長崎のオランダ商館長の正体とは?――初代商館長ジャック・スペックス
第57章 総督・商館長たちの決断――タイオワン事件・島原の乱・ブレスケンス号事件
第58章 ブリュッセル生まれのフランソワ・カロン――平戸商館長が「鎖国」を阻止した
第59章 独ケンペルと米ペリー――「鎖国論者」と「開国の使者」の意外な関係
第60章 幕末維新とベルギー――最古参・最上位のお雇い外国人フルベッキとは何者か
第61章 岩倉使節団とベルギー――新生日本のモデル国を求めて
第62章 ベルギーと明治憲法――新生日本のモデル国は結局はドイツに
第63章 「原爆」と「毒ガス」――ベルギーと日本との数奇な関わり
第64章 日本の戦争とベルギー――ローズベルト、トルーマンからマッカーサーまで
 【コラム25】家康の「洋時計」と家光の「オランダ釣灯籠」
 【コラム26】日本に骨を埋めた三浦按針と小泉八雲を繫ぐもの
 【コラム27】フェートン号事件と『ドゥーフ・ハルマ辞書』

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