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  • 発売日:2026/03/06
  • 出版社:明石書店
  • ISBN:9784750360737

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台湾山地を愛した女

台湾山地を愛した女

通常価格 3,300 円(税込)
通常価格 セール価格 3,300 円(税込)
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  • 発売日:2026/03/06
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  • ISBN:9784750360737
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商品説明
1938年に台湾へ渡り、日本統治期台湾で女性作家として稀有な足跡を残した坂口䙥子。霧社事件と深く関わる台湾山地での疎開体験と原住民女性たちとの交流、戦後日本で芥川賞候補作を生んだ創作の歩みを、未発表資料とともに描く初の本格評伝。
目次
第1部 球磨川の流れる町――八代時代

第1章 䙥子の少女時代
 1 生い立ち
 2 父慶太郎
 3 母マキの平等主義
 4 文学の萌芽
 5 少女小説「こはれた時計」
 6 霧社事件を知る
 7 熊本女子師範学校時代
 8 妹足子の死
 9 『龍燈』への参加
 10 坂口貴敏と『龍燈』
 11 板橋源との出会い
 12 初恋
 13 台湾渡航の動機

第2部 文壇への扉――台湾時代

第2章 台湾への旅立ち
 1 台湾の光と影
 2 北斗尋常高等小学校教師時代
 3 霧社事件
 4 霧社への研修旅行
 5 受難の花「時計草」
 6 下山一との邂逅
 7 奇妙な約束
 8 貴敏との縁談
 9 兄稔に届いた召集令状

第3章 台湾文壇の扉
 1 結婚
 2 日月潭への新婚旅行
 3 『台湾新聞』という創作の場
 4 異郷のなかの「故郷」――台中農業移民を描く
 5 「春秋」と『台湾時報』
 6 皇民化と「鄭一家」
 7 リアリズムかロマンティシズムか

第4章 受難の花「時計草」
 1 「時計草」発禁の理由
 2 「時計草」の改編
 3 「時計草」のモデルとモチーフ
 4 下山一の苦悩
 5 タイヤル族のアイデンティティをめぐる葛藤
 6 楊逵との出会い
 7 母とならば
 8 銃後の心に吹く風――「灯」
 9 台湾文学賞の風波
 10 連夜の夢

第5章 蕃地中原への疎開
 1 疎開の決断
 2 奇妙な送別会
 3 蕃地へ
 4 中原での生活
 5 大石フミとの出逢い
 6 中原の女たち
 7 霧社事件の証言
 8 サツキの話
 9 中原神社とウットフ
 10 蕃地のロマンス
 11 終戦
 12 引き揚げ

第3部 蕃地をめぐる戦後創作――熊本時代

第6章 中央文壇への挑戦
 1 引き揚げ者の葛藤
 2 「『蕃地』に関するノート」の発見
 3 丹羽文雄との接触
 4 「ビッキの話」と「虹」
 5 小説「蕃地」
 6 新潮社文学賞と「蕃地」批評
 7 ルポルタージュか、オートフィクションか
 8 大洪水の記録「泥流」
 9 ルピとテワス――「蕃地の女」にみる女性観

第7章 「樹霊」と「蕃婦ロポウの話」
 1 貴敏の死
 2 悲しみの谷
 3 「樹霊」――霧社事件の相剋
 4 湖畔の静かな家
 5 「蕃婦ロポウの話」
 6 蕃地の〈ラブロマンス〉の話型
 7 芥川賞を争う
 8 蕃地小説の系譜
 9 戦後台湾における映像表象
 10 誰もが「あまりに野蛮」である可能性
 11 罪の意識
 12 「猫のいる風景」

第4部 上京後の彷徨と郷愁――東京時代

第8章 生と死のさまよい
 1 上京の決意
 2 重苦しい日々
 3 生と死のさまよい
 4 「風葬」
 5 「盲目の樹」
 6 新たな生活
 7 25年ぶりの里帰り
 8 再会と再見
 9 内なるふるさと
 10 別れの「白き路」

 結
 あとがき
 謝辞
 主要な引用・参考文献

 資料
  【資料1】未発表小説原稿「樹霊」
  【資料2】坂口䙥子年譜
  【資料3】坂口䙥子「蕃婦ロポウの話」の生成過程
  【資料4】坂口䙥子の移動
  【資料5】日本統治期台湾の原住民分布図
  【資料6】坂口䙥子の移動と創作
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