はじめに[大石奈々]
第1部 外国人の起業
第1章 外国人・移民の起業――研究動向と日本における政策変容[大石奈々]
1.はじめに
2.移民の起業――その研究の歴史と変遷
3.日本における先行研究
4.日本における外国人起業家をめぐる状況
5.外国人起業家の誘致支援策の展開
6.今後の課題
第2章 データでみる地方における外国人の起業[五十嵐彰]
1.はじめに
2.起業にまつわる理論と仮説
3.起業のしやすさの分析
4.起業後の利益の分析
5.起業にまつわる障壁
6.まとめ
第2部 地方における外国人の起業――各地域の事例
第3章 「外国人起業支援」と地方創生――福岡県福岡市[藤原直樹]
1.はじめに
2.福岡市における外国人起業支援の取り組み
3.外国人にとって起業の場所としての日本と福岡市
4.外国人にとっての起業の難しさ
5.外国人起業者の国籍と起業者およびエスニックコミュニティ
6.終わりに――地方都市における外国人起業支援
第4章 世界から京都へ:外国人起業家たちのモビリティ――京都府京都市[武田淳]
1.はじめに
2.研究方法
3.京都の外国人起業家のマイグレーション軌道――国際移動とキャリア
4.外国人起業家としての強みと弱みの狭間で
5.まとめと展望
第5章 「二段階の移住プロセス」における外国人起業支援――宮城県仙台市[ジェレミー・ブレーデン、藤原直樹]
1.はじめに
2.仙台市のスタートアップ・エコシステムと地方創生
3.外国人による起業活動の実態―パターンと支援体制
4.外国人起業家の視点
5.外国人起業家とスタートアップ・エコシステムの新展開
第6章 「留学生起業支援」と地方創生――大分県別府市[藤原直樹、ジェレミー・ブレーデン]
1.はじめに
2.別府市における大学誘致と留学生起業支援の経過
3.留学生の地元定着を促進するための起業支援内容とその成果
4.留学生起業家の国籍と事業内容の特徴
5.留学生の来日と別府市での起業理由
6.留学生にとっての起業時の課題と役立った支援制度
7.終わりに―地方都市における外国人起業支援
第7章 ライフスタイル起業と地域包摂――長野県白馬村[大石奈々、リチャード・チェンホール]
1.はじめに
2.白馬村のリゾート地としての発展と外国人の移住
3.白馬村における外国人の起業とその背景
4.コミュニティの多様性と地域包摂
5.外国人起業家が起業や事業の継続において抱える課題
6.定住か帰国か――外国人起業家の葛藤
7.外国人起業家の増加とコミュニティへの影響
8.おわりに
第8章 外国人起業家の集住と地域の取り組み――北海道ニセコ地区[大石奈々]
1.はじめに
2.国際リゾートとしての発展と外国人起業家の役割
3.「ライフスタイル起業家」による新たな観光資源やニーズの発掘
4.外国人起業家にとっての課題
5.外国資本の流入と持続可能なコミュニティとしてのニセコ地区
6.コロナ禍の影響とその後の労働市場
7.おわりに――ニセコ地区における外国人起業家の受け入れと地域包摂
第3部 地方における多様な高度外国人材と起業家の受け入れ――地域の視点
第9章 地方における高度外国人材の誘致――その可能性と課題[柴崎洋平]
1.はじめに
2.外国人労働者を増やしている国、日本
3.ブルーカラーワーカーは地方、ホワイトカラーワーカーは都会という構造から脱する
4.どんな業種・職種で海外人材を採用できるのか
5.当社が受託した地方自治体の高度人材獲得・受入事業例
6.経済産業省によるインターンシップを通じた、地方における高度人材受け入れ
7.おわりに
第10章 外国人の受け入れと地域変容――地域住民の視点から[山川和彦]
1.はじめに
2.「乗っ取られたマチ(街・町)」か?――ニセコの重層性
3.まちの多文化コーディネーター
4.地域の財産としての留学生
5.まとめ――モデルとして将来のまとめ
column 多様な外国人起業家・高度外国人材の受け入れ――島根県出雲市・福岡県北九州市・熊本県(熊本県・熊本市・菊陽町)の事例から[大石奈々・藤原直樹・山川和彦]
第11章 オーストラリアとカナダの地方優遇移民政策[古谷徳郎]
1.はじめに
2.地方優遇移民政策
3.オーストラリアの事例
4.カナダの事例
5.共通点と相違点
6.日本への示唆
7.結語
終章 多文化志向の「地域未来モデル」の構築に向けて[大石奈々]
1.多文化志向の地域未来モデル
2.「経営・管理」ビザの厳格化
3.外国人起業家と高度外国人材が拓く地域の未来
4.オーバーツーリズムを超えて
5.おわりに
編著者紹介