靖国神社と日本の終わらない戦後
  • 発売日:2026/07/23
  • 出版社:明石書店
  • ISBN:9784750361499

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靖国神社と日本の終わらない戦後

靖国神社と日本の終わらない戦後

通常価格 3,850 円(税込)
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商品説明
外交問題や政治利用の文脈で語られがちな靖国神社。本書は、「戦争の記憶の多様性」と「記憶と空間の関係性」といった新たなアプローチから、靖国神社を一世紀半近くの歴史を持つ「戦争碑」として捉え、戦没者追悼の本質と日本の近代史を問い直す。
目次
 日本語版序文[アキコ・タケナカ]

序章
 1.記憶と空間的実践
 2.犠牲者という言説とカウンター・メモリー
 3.戦争責任、戦後責任
 4.各章の概観

第1章 死を動員するということ――靖国神話の起源
 1.靖国という実践の起源
 2.尊皇攘夷と楠木正成の伝説
 3.長州における慰霊の実践
 4.誰が合祀されうるのか
 5.死の政治利用――遺体そして慰霊という実践
 6.正当な埋葬を禁ずるということ――会津の死者たち
 7.西南戦争と靖国神社の誕生

第2章 歓喜を制度化するということ――靖国における戦争のスぺクタクル化
 1.東京招魂社
 2.名所としての靖国神社
 3.娯楽、軍国主義、宗教
 4.靖国神社における戦争のスペクタクル化
 5.スペクタクルのネットワーク

第3章 嘆きと誇りのネットワーク――地方における靖国神社
 1.徴兵制――近代日本で兵士になるということ
 2.地方において戦争を讃えるということ
 3.地域での死の追悼
 4.学校における戦争、天皇、そして靖国神社
 5.死の儀式と近代の家族構造
 6.創られた英霊

第4章 悲嘆を制度化するということ――靖国神社と総力戦
 1.陸軍上等兵黒川梅吉の「名誉の死」
 2.アジア・太平洋戦争中の靖国神社
 3.招魂式
 4.遺族たちの東京
 5.遺体の行方
 6.戦死の報道
 7.万人のための美談
 8.カウンター・ナラティブ

第5章 悼む権利は誰のものか――靖国合祀のポリティクス
 1.軍なき日本における靖国神社
 2.戦後の合祀活動
 3.靖国合祀に対する異議
 4.感情の問題vs法の問題
 5.台湾と朝鮮――植民地時代の過去が残したもの
 6.顕彰と追悼
 7.沖縄――民間人英霊という問題
 8.オフィシャル・ヒストリー、民間人の体験、修正された証言
 9.訴訟――追悼のプロセスか個人のポリティクスか

第6章 記憶を動員するということ――ポストメモリー世代と靖国
 1.トラウマと回復
 2.平和博物館としての遊就館
 3.遊就館における日本の「正しい歴史」
 4.若い支援者の育成
 5.みたままつり――伝統とイデオロギーの融合
 6.犠牲者、加害者、責任

エピローグ 記憶をめぐる争い――カウンター・モニュメントとしての靖国神社

 注
 参考文献

 解説――境界からの視線・生きられた現実[梅森直之]
 訳者あとがき[佐藤雪絵]

 索引
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