1966年〜69年にかけて、アルチュセールの弟子であった高等師範学校生が組織したエピステモロジー・サークルにより、10号にわたって刊行された『分析手帖』。
構造主義、精神分析、マルクス主義、そしてエピステモロジーの強い影響の下、「言説の理論」の構築を目指した本書は、フランス現代思想の底流において、決定的な影響をもたらした。
アルチュセールやラカン、カンギレム、フーコー、デリダ、バディウ、ミレールら錚々たる執筆陣の論考が掲載された本誌は、フランスの知的伝統を継承するとともに、新たな知を生み出すプラットフォームともなったのである。
この『分析手帖』の全貌を明らかにしつつ、その思想的・歴史的な位置づけと現代的射程を再検討する全2巻の論集。
第2巻は、『分析手帖』について新たに寄せられた論文、当時の編集委員会のメンバーや参加した人々(アルチュセール派など)へのインタビューからなる。