『シュタイナーの世界(上)』に続く下巻。
本書は、シュタイナーの入門的概説書、あるいは概説的入門書である。
下巻では、シュタイナーの生涯から始まり、人間と世界、宇宙と人類の歴史、キリスト論、宗教、ゲーテ自然学といったテーマを取り上げている。上巻と比べれば難しい内容だが、いずれもシュタイナーを理解するうえで欠かすことのできない、いわば「これぞシュタイナー」といえるテーマである。
土星紀、太陽紀、月紀、地球紀、レムリア、アトランティス。シュタイナーが語る宇宙と人類の歴史は、現代科学とは大きく異なっている。また、シュタイナーによれば、地球紀におけるもっとも重要な出来事はキリストの地上への降臨であり、キリスト論はシュタイナー思想の中心的な位置を占めている。本書では、こうしたテーマについても、できるだけわかりやすく解説している。
著者は哲学を専門とする大学教員であり、これまで多くの授業で、シュタイナーについて何の知識ももたない大学生を相手に語ってきた。本書には、その試行錯誤と経験が生かされている。
シュタイナーをもっと深く知りたい人へ。
上巻と合わせて読むことで、シュタイナー思想の全体像が見えてくる。