伝統食材の力で すこやかなミライをつくる 〜マルヤナギ75年からの挑戦〜

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伝統食材の力で すこやかなミライをつくる 〜マルヤナギ75年からの挑戦〜

伝統食材の力で すこやかなミライをつくる 〜マルヤナギ75年からの挑戦〜

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商品説明
一通のファンレターが、会社の使命を変えた。

2004年1月、マルヤナギ小倉屋は「蒸し大豆」を発売した。市場を席巻していた「水煮」への小さな違和感から生まれた、煮ずに蒸すという発想の転換。自信作だったが、値段は高く、見た目もくすんでいて、店頭ではまったく売れなかった。

やがて、お客様相談室に手紙が積み上がりはじめる。「こんなにおいしい豆は初めて」「子どもが手づかみで食べてくれた」——作り手の思いをそのまま代弁するような便りの山が、社員の背中を押した。試食販売に37回通いつめた社員がいた。メディアが動き、学校給食に広がり、やがて日本食品標準成分表に「蒸し大豆」が載る日が来る。

本書は、1951年に神戸の小さな昆布店として創業したマルヤナギ小倉屋が、蒸し大豆、有機大豆、そして国産もち麦「キラリモチ」へと挑戦を重ねてきた四半世紀の記録である。北海道の大豆農家との出会い、兵庫県加東市との連携協定による国産もち麦の産地づくり、農林水産大臣賞の受賞——そのどれもが、「今あるものを、もっとおいしく」という一貫した信念から生まれた。

同時に本書は、一人の経営者の記録でもある。阪神・淡路大震災で本社工場が全壊した年に経営を引き継ぎ、兄との二人三脚で会社を育て、2022年に社長のバトンを受け取った著者。その傍らに常にあったのは、盛和塾で稲盛和夫塾長から学んだ「人間として何が正しいか」というフィロソフィだった。目指すのは、社員満足と社会貢献。

創業75年。豆と昆布という日本の伝統食材の力を信じ、日本の農業と人々の健康寿命に向き合いながら、100年企業へ——「食育型カンパニー」を掲げる老舗食品メーカーの、泥臭くも誇り高い挑戦の物語。
目次
第1章 蒸し大豆の誕生
1-1 予期せぬ「ファンレター」の衝撃/1-2 科学のメスを入れる――感覚を数値へ/1-3 おいしい大豆を求めて北海道へ/1-4 お客様からのたくさんの声/1-5 なかなか育たない蒸し大豆

第2章 蒸し大豆が広げた世界
2-1 動き出した大きな流れ/2-2 学校給食から世界へ/2-3 有機大豆への挑戦/2-4 日本の有機農業を応援する/2-5 大義ある仕事――蒸し大豆が教えてくれた使命

第3章 国産もち麦と地域の活性化
3-1 国産もち麦に着目して/3-2 安定供給への挑戦と加東市の農家/3-3 加東市との連携体制づくり/3-4 用途開発と農林水産大臣賞

第4章 伝統食材の力で、すこやかなミライを
4-1 おいしさを科学し、健康を見える化する/4-2 素材の価値を活かす食づくりへ/4-3 食物繊維という伝統食材の力/4-4 豆屋のデザートと、世界の食を見据えて/4-5・4-6 日本の農業・水産業をどう守るか/4-7 老舗「小倉屋」の継承者として/4-8 昆布佃煮にかける思い

第5章 マルヤナギの75年、そして未来へ
5-1 坂の上の雲の純情/5-2 人が輝く会社・全員経営への挑戦/5-3 現場力と健康経営/5-4 創業の精神と次代への継承/5-5 傍らに常にフィロソフィを
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