研究叢書580 日本語における一字漢語サマ名詞の研究

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研究叢書580 日本語における一字漢語サマ名詞の研究
  • 発売日:2025/05/20
  • 出版社:和泉書院
  • ISBN:9784757611238

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研究叢書580 日本語における一字漢語サマ名詞の研究

研究叢書580 日本語における一字漢語サマ名詞の研究

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商品説明
文献調査に基づく豊富な実例をふまえ、中世以降の通時的な全体像を描き出す
漢語出自ながらも、年月を掛けて日本語に溶け込み「これしきの」「ありていに」「世間体」ほか多くの語を生んだ「式」と「体」。接尾語用法や熟語形成を含めたさまざまな用法を体系的に整理するとともに、視覚で捉えたサマを言い表すことの本質についても明らかにする。接尾語、形式名詞、文末名詞、包摂性、江戸語、俗語、流行語、平成・令和の新用法、意味論、社会学、社会思想史……多方面の研究に接続する「サマ名詞論」待望の書。
目次
[凡例]
【序論】
 本書のねらいと研究対象、日本語学研究における位置付け
 本書の概要と構成
 本書の立場と観点、術語
 本書の調査方法
  注

【第一部】「式(しき)」
[第一編]一字漢語「式」とその形式化
 第一章 語義派生
  第一節 意味用法の変遷の概観
  第二節 語義派生の時期
 第二章 古記録類における「式」の語の用法
  第一節 文の目的格に立つもの(類型①~③)
  第二節 文の主格に立つもの(類型④~⑥)
  第三節 文の述部に立つもの(類型⑦~⑨・⑩)
  第四節 類型の整理と分布
 第三章 まとめ
  注
[第二編]近世における接尾語「―しき」
 第一章 「式」の語の接尾語化
 第二章 近世における接尾語「―しき」
  第一節 価値を引き下げるもの
  第二節 価値を引き下げないもの
  第三節 動作を伴うもの
  第四節 まとめ
 第三章 接尾語「―しき」の意味構造についての考察
  注
[第三編]「式」による熟語形成
 第一章 中世から近世にかけて見られる熟語群「X式」
  第一節 皆式
  第二節 合式
  第三節 常式
 第二章 漢語「□式」の異分析・異解釈
  第一節 本式
  第二節 定式
 第三章 熟語「X式」の成立についての考察
  注
[第四編]第一部のまとめと補遺
 第一章 「式」の用法史まとめ
 第二章 近代以降の「式」、昭和末期~平成初期頃の「式」について
  第一節 連体用法〈「……」式のN〉(Nは名詞)について
  第二節 連用用法〈「……」式にV〉(Vは動詞)について
 第三章 今日における「式2」の衰退と消滅
  注

【第二部】「体(てい)」
[第一編]一字漢語(由来の)名詞「体」
 第一章 現代語におけるサマ名詞「体」とその系譜
 第二章 通時的に見たサマ名詞「体」の歴史
  第一節 中世の記録類における一字漢語「体」
  第二節 近世以降の「体」
 第三章 サマ名詞「体」の通時的展開・総括と予告と付記
  注
[第二編]接尾語「―てい」の意味用法
 第一章 中世における接尾語「―てい」
 第二章 近世における接尾語「―てい」
  第一節 価値を引き下げるもの
  第二節 価値を引き下げないもの
  第三節 まとめ
 第三章 接尾語「―てい」の意味構造についての考察
  注
[第三編]「体」による熟語形成
 第一章 「体」による熟語(漢語系+体)
 第一節 異体
 第二節 実体
  第三節 世間体とその周辺
   1.「世間体1」(古記録類での「世間体」)
   2.近現代の「世間体2」
   3.「世間体2」概念ならびに社会学的言説の変容
   4.近世の「世間体2」
   5.「世間体2」の語史
   6.まとめ
    6の1.「世間体」についてのまとめ
    6の2.「体」を後項に持つ熟語群への「世間体」の位置付け
  注
 第二章 「体」による熟語(和語系+体)
  第一節 みぎてい(右体)
  第二節 つねてい(常体)
  第三節 ありてい(有体)
  第四節 いかてい(如何体)
  第五節 おほてい(大体)
  第六節 「こてい(小体)」とその系譜
   1.近世・近代の「こてい」
   2.現代語における位相語としての「こてい」
  第七節 「にくてい(憎体)」とその展開
   1.にくてい
   2.「にくてい」の展開(1)――にくて(い)らしい
   3.「にくてい」の展開(2)――「にくてらしい」から「にくたらしい」へ
   4.付説・ラシイ型形容詞の表現性とタラシイ型派生の要因
  注
 第三章 熟語「□体」についての整理とまとめ
  第一節 後項に「体」を持つサマ名詞熟語の構造
  第二節 後項に「体」を持つサマ名詞熟語の体系的整理
[第四編]第二部のまとめと補遺
 第一章 サマ名詞「体」の各用法の関連性
  第一節 文末名詞性 ――名詞用法と熟語後項
  第二節 判断性 ――名詞用法と接尾語
  注
 第二章 派生語「ていたらく」の語史
  第一節 意味特性から見た語史(中世~近世)
  第二節 用法変化から見た語史(現代)
   1.萌芽期における広義の「新用法」発生(一九五〇年代末)
   2.連体修飾用法の一般化と狭義の「新用法」発生(一九七〇年代末)
   3.「ていたらくぶり」の変化と新用法の拡張(一九八〇年代)
   4.まとめ
  注

【第三部】一字漢語サマ名詞・総論
[第一編]「サマ名詞熟語」論
 第一章 サマ名詞熟語の類義語
  第一節 「つねてい」と「つねしき」
  第二節 「いかてい」と「いかやう」
  第三節 「ありてい」と「ありやう」
  第四節 「おほてい」と「おほふう」・「おほやう」
  第五節 「つねさま」
  第六節 「いかさま」
  第七節 「ありさま」「ありすがた」
 第二章 サマ名詞熟語の構造的考察
  第一節 サマ名詞熟語群の一般化
  第二節 サマ名詞文とサマ名詞熟語の連続性
  注
[第二編] 「サマ名詞表現」論
 第一章 サマ名詞表現における詠嘆性
 第二章 サマ名詞表現に見る形式名詞性
 第三章 サマ名詞表現通史への展望と課題
  第一節 サマ名詞表現の消長と展開
  第二節 サマ名詞表現の連用修飾用法や包摂性などをめぐって
  第三節 サマ名詞論の視程と課題
  注
【付論】
 「式」「体」の現在
 接尾語「―しき」と副助詞「しか」との“連想”
 サマ名詞論の周縁――本書の意義と価値
  注
[参考文献]
[使用テキスト]
[初出一覧]既発表論文との関係

あとがき ――令和六年のサマ名詞論
索引(事項・語句)
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