がんの自然史
  • 発売日:2026/09/10
  • 出版社:羊土社
  • ISBN:9784758129732

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がんの自然史

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通常価格 6,160 円(税込)
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商品説明
がんの始まりは時に幼少期まで遡り,数十年の長い時間をかけて臨床的な「がん」に至ります.本増刊号ではドライバー変異に加え,エピゲノム,さらに炎症,免疫,代謝,微生物叢,老化,組織微小環境といった選択圧によって「いつ」「どのように」がんらしく進化していくのかに迫ります.予防・超早期介入の可能性,あるいは治療抵抗性や再発といったがんの本質的克服に向けた新たな戦略へとつながりうる一冊です.
目次
【目次】

概論 がんの自然史を俯瞰する

第1章 体細胞モザイクと発がん
1. 食道上皮における体細胞モザイクとがん化
2. 正常腎ネフロンにおける体細胞変異
3. 末期腎不全における腎臓がんの発がん機構
4. 肺における体細胞モザイクとクローン進化
5. 乳腺におけるドライバー変異蓄積とクローン進化
6. クローン性造血の全体像―発生メカニズムと健康上インパクトの観点から

第2章 がんの進化とエピゲノム
1. エピジェネティックリプログラミングによる細胞可塑性の変化と発がん
2. EBウイルスがもたらすエピゲノム再構築と胃がん進展
3. エピゲノム異常に基づく骨髄系腫瘍のマウスモデル解析
4. エピゲノムからみた急性骨髄性白血病の多様性

第3章 がん進化のモデリング
1. オルガノイドを用いた発がん過程のモデリング
2. 大腸がん進化のモデリング―大腸前がん病変から進行がんへの過程におけるゲノム進化と免疫逃避

第4章 がんの進化とエコシステム
I.環境因子(変異原)と発がん
1. 変異シグネチャーから読み解く環境発がん―DNA損傷からヒト腫瘍ゲノムへ
2. 腸内細菌由来コリバクチンによるDNA損傷と大腸発がん
3. 胃がんにおける生殖細胞系列病的バリアントとピロリ菌感染

II.組織微小環境の変容
4. 微生物叢と細胞老化が制御するがんの進化
5. 代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)関連肝がんの組織微小環境における選択圧と発がん機構
6. エクソソームの多様性が形づくるがん微小環境

III.腫瘍免疫とがん進化
7. がん免疫編集とクローン進化
8. ミトコンドリア伝播を介したT細胞制御によるがんの進化
9. 腸内細菌による樹状細胞を介したがん免疫応答の活性化

第5章 がんの進化と多様性
1. 造血幹細胞の不均一性によるクローン進化と病態多様性
2. 脳腫瘍の多様性:起源細胞と遺伝子異常から解明されるクローン進化
3. オミクス計測技術が明らかにする肺がんの多様性

第6章 治療によるがんの進化
1. 薬剤耐性から迫るKRASの発がんとスプライシング
2. 膵がんのオートファジーによる代謝適応,免疫回避,および治療抵抗性:KRAS阻害剤時代の展望
3. バイパスシグナルが惹起する肺がんの分子標的薬耐性
4. 化学療法とクローン性造血
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