教育は人をつくり、人は社会・国をつくると言われる。それだけ教育は大切であり、国の中心的政策でなければならない。......
21世紀も十数年が過ぎてしまった。世界は、さらに厳しい動乱の時代に入ってきている。いま本当に人間の知性が問われ、同時に正しい方向づけを行うための叡知を必要としている時代であると思う。
そのようなときに本書は、本来の教育とは何か、教育の言葉の定義や始まりにまでさかのぼって考えてみた。その上で、今後教育がどのようにあるべきか、どのような方向に進むべきか、現代的な課題に関する考え方や実践的な工夫にまで向きあい、一歩踏み込んで教育の原理を読み解くことに努めた。