1章 イノベーション・ネイバーフッドとは何か
1-1 地域競争優位の鍵を握る〈まち〉の力量
1-2 知識創造の経済
1-3 知識創造を下支えする都市環境
1-4 「ネイバーフッド」を単位としたイノベーション
2章 イノベーション・ネイバーフッド形成の試み―世界と日本から
2-1 シーポート・ディストリクト(米・ボストン市)
―荒廃した港湾地区がイノベーションの先進地に変貌
2-2 ナレッジ・クォーター(英・ロンドン市)
―研究教育機関を基盤とした英国随一のサイエンス・クラスター
2-3 恵比寿(東京都渋谷区)
―渋谷の「奥座敷」として成長するイノベーション・ネイバーフッド
2-4 長岡市イノベーション地区(新潟県長岡市)
―地方都市中心市街地でのイノベーション創発
3章 イノベーション・ネイバーフッドの構成要素
3-1 都市的環境の一般構造
3-2 イノベーション・ネイバーフッドを捉える枠組み
3-3 イノベーション・ネイバーフッドの九つの要素
(要素1)結束領域としてのネイバーフッド―「密度」が接触と相乗効果を生み出す範囲
(要素2)スタートアップ・キャンパス―誰もが参入しやすいネイバーフッドの入り口
(要素3)多様なオフィスストック―皆が居続けられる様々なワークスペースの確保
(要素4)都会的アメニティ―昼も夜も通いたくなる都市の愉しみ
(要素5)生態的アメニティ―知的労働の疲れを癒やし生産性を回復する都会のオアシス
(要素6)居場所アメニティ―誰でも立ち寄ることができるイノベーターの止まり木
(要素7)共創圏―認知距離の近いイノベーターからなる社会的圏域
(要素8)共創触媒―圏域境界を越えた繋がりを生み出す人・組織・プログラム
(要素9)地域の物語―要素を意味的に関連づける力を持った象徴的価値の体系
4章 イノベーション・ネイバーフッド形成策の実際:天王洲
4-1 天王洲における小規模継続的整備によるエリア価値の再構築
4-2 エリア価値の再構築の検証
4-3 〈フレームワーク〉から見た天王洲の強みと弱み
4-4 イノベーションを軸にした市街地再生と「アート」
5章 イノベーション・ネイバーフッドの〈計画〉
5-1 イノベーション・ネイバーフッドの〈計画〉の構成
5-2 標的―育成すべき地域と主導産業を設定する
5-3 構想―都市のありたい姿を理念として示す
5-4 計画―理念を具体化し、その実現に向けた道筋を描く
5-5 体制―立案と実行を推し進めるためのチームを組む
5-6 実現手段―目標を実現するための制度や事業を用意する
6章 知識社会にふさわしい都市へ
―社会背景と理論から見たイノベーション・ネイバーフッド
6-1 知識社会の到来と都市
6-2 情報、知識、創造、イノベーションと「知識創造」
6-3 「知識創造型産業」が塗り替える産業景観
6-4 ワークプレイスとワークスタイルの変化
6-5 知識創造型産業を前提とした都市へ