中国において現在進展する企業統治構造改革の実態はいかなるものか。
改革は、どのような特性をもつ企業で積極的に実施されているのか。
そして、中国の特徴である集中的所有構造を有している企業統治は、どのような特質をもち、
解決をせまられている課題とは何か。
こうした一連の問題に答え、中国企業統治システムを理論的、体系的に考察することが本研究の狙いである。
先進国である欧米等の先行研究だけでなく、実際改革が行われている中国に焦点をあてて、
中国学者らの数多くの先行研究を取り上げる。経営学的視点から問題別に検証を行い、
中国企業統治システム構築への条件を検討、文献調査、現地調査によるデータ収集・分析
および外国の事例との比較などから考察する。