「それ買って何になるの?」と言われて
モヤッとしたあなたへ
推しのライブ、旅行、プレゼント、
コレクション、観劇・観戦……。
楽しくお金を使っているだけなのに、
「いい歳なんだから、ムダ遣いしないで貯金しなよ」
「なんで同じ人のライブに何回も行くの?」
「そんなに集めてどうするの?」
と周りからは言われてしまう。
そのうち自分でも、
なんだか後ろめたい気持ちになってくる。
こんな経験はありませんか?
でも実は、
その浪費は、科学的に「したほうがいい」ものなのです。
心理学には
「ショッピング・セラピー(買い物療法)」
という言葉があります。
落ち込んだときに買い物をして、
気分が晴れやかになったことはありませんか?
あの感覚は、実際に脳のなかで起きている
「回復現象」だと確かめられているのです。
また、お金を使ってこそ、
人の稼ぐ力は高まります。
これは経済学や経営学で
近年明らかになってきている重要な発見です。
むしろ危ないのは、節約のほうです。
「もったいない」と考えるだけで脳の容量が圧迫され、
一時的にIQが下がることがわかっているのです。
本書は、経済学博士で経営学者の著者が、
最新の脳科学・心理学・経済学の研究をもとに、
気兼ねなく、気持ちよく、
お金を使うための方法をお伝えします。
【三つの「したほうがいい浪費」】
①自分で「選ぶ」浪費
納得いくまで吟味して、
「自分が選んだ」といえるお金の使い方。
自分で決めることが、
幸福感と自己コントロール感を取り戻してくれます。
②文化を「残す」浪費
推しのライブ、地元のお祭り、同人作品……。
残ってほしい文化の“パトロン”になるお金の使い方。
③経済を「巡らす」浪費
地元の個人店や、生産者に対価が届くお店で使う。
流れる先を想像して払ったお金は、
誰かの暮らしを潤し、景気まで上向かせます。