『星の王子さま』の原点――
児童文学の歴史を変えた飛行士の、知られざるケベック滞在
「最も高く飛ぶ鳥に従いなさい」。モホーク族の族長が与えた言葉のとおり、やがてサン=テグジュペリはふたたび飛行機に搭乗し、そして空の彼方に消えてしまった。そこに至るまでの軌跡は、いまなお謎をはらんでいて、私たちを惹きつけずにはいない。本書とともに、改めてサン=テグジュペリの軌跡をたどる旅に出ようではないか。
解説:野崎歓(フランス文学者)
第二次世界大戦下の1942年。自著のプロモーションのため、妻・コンスエロと共に亡命先のNYからカナダ・ケベック州を訪れたサン=テグジュペリ。
羊を描く少女、街灯を点ける人、そして多くの質問をする澄んだ目の少年……個性豊かな人たちとの出会いからインスピレーションを得た彼は、〈あの不朽の名作〉の制作に取りかかる。
2025年ACBD(バンド・デシネ批評家/ジャーナリスト協会)ケベックBD賞受賞作!