「気になる子ども」の正しい知識と学校でできる支援のヒントが満載。
学校コンサルテーション、家族・心理教育、疾病(疾患)教育に有用な、教師と若手セラピストのための羅針盤。
本書は、学校の先生がたに向けて、急増する「気になる子ども」や、神経発達症(発達障害)、小児・思春期に発症しやすい精神疾患の正しい知識をわかりやすいイラストを用いて解説し、学校でできる支援をコンパクトにまとめました。
児童生徒の多様化がすすむ教育現場では、学校の先生と外部専門家(作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・公認心理師など)との連携(学校コンサルテーション)が欠かせません。そして、支援が必要な児童生徒の特性や症状、効果的な支援技術について、学校の先生と外部専門家が共通の認識をもつことで効率的で効果的な支援へとつながります。本書には、学校の先生と外部専門家が協業するための有用な情報が盛り込まれています。
第1章では「神経発達症」について、第2章では「小児期・思春期に発症しやすい他の精神疾患」について、支援教育に携わる医療外部専門家の視点から、疾患の概要、脳や神経のメカニズム、支援の方向性、エビデンスのある支援技術をわかりやすく解説します。第3章では「神経発達症 Q&A」形式で、外部専門家である作業療法士と公認心理師の思考プロセス、支援の考え方をお伝えします。
──文部科学省によると、2013年〜2023年の10年で義務教育課程の児童生徒数は約1割減少しながらも、特別支援教育を受ける児童生徒数は倍増している現状があります。また通常学級に在籍する発達障害の可能性のある児童生徒数は、小学校で10.4%、中学校では5.6%とされています。