死の形而上学

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商品説明
死は本当に「悪」なのか
存在の終焉と消滅、恐怖、剝奪、主体の不在――私たちが「死」をめぐって抱く直観を、現代哲学の知見から徹底的に問い直す
死は何がどのように「悪」なのか。エピクロス、ネーゲル以降の現代哲学を手がかりに、〈剝奪〉〈消滅〉〈恐怖〉〈死者〉をめぐる核心的論点を精密に検討する。死後の主体不在という存在論的難問に挑み、私たちが死を語り、恐れる意味を根底から問い直す一冊。
目次
序論
 1 死についての第一の直観
 2 死についての第二の直観
 3 エピクロスの論証
 4 価値の理論、形而上学の理論、さらなるアプローチ

第一章 死はすべての終わり
 1 終焉テーゼ 
 2 二つの反論
 3 三つの問題

第二章 剝奪と時間
 1 死ぬ当人にとっての悪
 2 剝奪と比較
 3 ネーゲルの剝奪説
 4 死の害悪を被る時間
 5 ルクレティウスと無時間説

第三章 制限と人生の形
 1 剝奪されることである以外に死が悪である側面はあるか
 2 実現しない利害関心
 3 自律性の制限 
 4 人生の悪い形 

第四章 死者の不在をめぐって
 1 主体不在の問題 
 2 剝奪の悪を被る時間 
 3 ゼロ説 
 4 無規定説
 5 応答性 
 6 様相的な直観(現在主義に抗して) 
 7 ゼロとすべき理由 
 8 未来の自分を気にかける

第五章 私たちは死者について語る 
 1 終焉テーゼがもたらす諸問題 
 2 過去を語るということ 
 3 フィクションのキャラクター 
 4 ハイブリッド的アプローチ 
 5 語りのモード 
 6 還元・消去・偽装・穴 
 7 死者の不在がもたらすほんとうの困難

第六章 自分がほんとうに何者でもなくなること 
 1 死に関するもう一つの直観
 2 終焉と消滅 
 3 死への恐怖 
 4 実存的衝撃
 5 生そのものの価値の剝奪 
 6 係留点を失う 
 7 消滅と「恐怖」と第二の直観 

あとがき 
参考文献 
索引
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