我々は道徳や幸福以外にどのような価値を重視しているのか, まずその実態にこそ注目せねばならない. 生の有意味性(Meaning in Life)を第三の価値として追及する.
近年の世界における生の有意味性(Meaning in Life)の哲学研究を総括
本書は,WolfとMetzが打ち立てた基盤の上に展開されてきたMIL(meaning in life 生の有意味性)についての議論を、Wolf に立ち返るとともに,さらに純化しおし進め,MILをあくまでも道徳,well-being(幸福)と並ぶ第三の価値として追及することの徹底化を提言する.MILは,決して、偉人のみのものではなく,多くのごく普通の人々の生に豊かに実現されているものなのである. MILを哲学におけるより中心的で根源的な位置へと据え,価値の全体的構造の解明へと至る試み.