- 発売日:2025/01/20
- 出版社:晃洋書房
- ISBN:9784771038875
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〈城壁のない都市〉の政治哲学
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商品説明
「庭園を耕す」から「庭園をつくる」へ
エピクロス主義の〈逸れ〉から近代政治哲学の誕生を解き明かす独創的な思想史研究
死すべきものが死を恐れさえしなければ, 世界を変えなくても不死の神々にひとしい幸福な生が得られると教えた哲学が, 暴力死の恐怖に怯える必要のない世界を創造し, そのなかで人間的な幸福を慎ましく享受すべしと説く背理─近代の自称・他称エピクロス主義者たちのエピクロス主義は, 決定的かつ不可逆に〈逸れ〉ていた.(本文より)
政治とは無縁の快楽主義者エピクロスが,なぜホッブズ,マルクス,ニーチェのような近代のラディカルな政治思想家たちに多大な影響を及ぼすことになったのか.本書はこの思想史上の謎に挑み,エピクロスの哲学が「誤読」されて政治化する過程をテクストの詳細な分析から明らかにする.
エピクロス主義の〈逸れ〉から近代政治哲学の誕生を解き明かす独創的な思想史研究
死すべきものが死を恐れさえしなければ, 世界を変えなくても不死の神々にひとしい幸福な生が得られると教えた哲学が, 暴力死の恐怖に怯える必要のない世界を創造し, そのなかで人間的な幸福を慎ましく享受すべしと説く背理─近代の自称・他称エピクロス主義者たちのエピクロス主義は, 決定的かつ不可逆に〈逸れ〉ていた.(本文より)
政治とは無縁の快楽主義者エピクロスが,なぜホッブズ,マルクス,ニーチェのような近代のラディカルな政治思想家たちに多大な影響を及ぼすことになったのか.本書はこの思想史上の謎に挑み,エピクロスの哲学が「誤読」されて政治化する過程をテクストの詳細な分析から明らかにする.
目次
序 論 隠れて生きよ
第一部 古代のエピクロス主義
Ⅰ 死すべきもののエティカ――エピクロス
1 死のロゴス
2 原子と物体
3 明瞭さの分析
4 修練としての快楽主義
5 正義のコンヴェンショナリズム
6 エソテリックなエピクロス
Ⅱ 城壁をめぐる攻防――ローマのエピクロス主義者たち
1 真正なる哲学vs.真の理論
2 ルクレティウスの『事物の本性について』
3 キケロのエピクロス主義批判
4 真正なる哲学としての法律学
5 エピクロス主義とキリスト教
6 おお幸運なるかな、聳ゆる城壁をもてる者は
Ⅲ 庭園をつくる――エピクロス主義の〈逸れ〉について
1 誤読としての〈逸れ〉
2 治療から力へ
3 快楽主義の政治化
4 政治的無神論
5 社会契約論の意味転換
6 〈逸れ〉たものと〈逸れ〉ないもの
第二部 近代のエピクロス主義
Ⅰ 偶然のエピクロス主義者――モンテーニュ
1 『エセー』のエピクロス主義
2 ルネサンスと快楽主義
3 死についての省察
4 城壁と仮面
5 真正なる哲学の批判
6 隠棲と公職
Ⅱ エピクロスの帰還――ガッサンディ
1 キリスト教的エピクロス主義者
2 人文主義の遺産
3 原子論的運動理解
4 魂の不死をめぐって
5 エピクロス主義の政治思想
6 哲学と信仰のはざまで
Ⅲ 心の平静から社会の平和へ――ホッブズ
1 ホッブズはエピクロス主義者か
2 真空・原子・運動
3 ふたつの快楽主義
4 自然主義と啓示神学の相克
5 宗教批判と偶運の問題
6 死の恐怖のゆくえ
Ⅳ 『パンセ』におけるエピキュリアン・モーメント――パスカル
1 人間の偉大さと悲惨
2 無限の恐怖
3 キリスト教護教論の弁証術的レトリック
4 共通の誤り
5 ホッブズとパスカル
6 偶然としての自然
Ⅴ エピクロスの園を後にして――ニーチェ
1 啓蒙と宗教批判
2 われもまたアルカディアにありて
3 知的に廉直であるということ
4 俳優としての哲学者
5 「宗教的人間」パスカルとの対決
6 エピクロスとともに、エピクロスに抗して
結 論 死と政治
あとがき
第一部 古代のエピクロス主義
Ⅰ 死すべきもののエティカ――エピクロス
1 死のロゴス
2 原子と物体
3 明瞭さの分析
4 修練としての快楽主義
5 正義のコンヴェンショナリズム
6 エソテリックなエピクロス
Ⅱ 城壁をめぐる攻防――ローマのエピクロス主義者たち
1 真正なる哲学vs.真の理論
2 ルクレティウスの『事物の本性について』
3 キケロのエピクロス主義批判
4 真正なる哲学としての法律学
5 エピクロス主義とキリスト教
6 おお幸運なるかな、聳ゆる城壁をもてる者は
Ⅲ 庭園をつくる――エピクロス主義の〈逸れ〉について
1 誤読としての〈逸れ〉
2 治療から力へ
3 快楽主義の政治化
4 政治的無神論
5 社会契約論の意味転換
6 〈逸れ〉たものと〈逸れ〉ないもの
第二部 近代のエピクロス主義
Ⅰ 偶然のエピクロス主義者――モンテーニュ
1 『エセー』のエピクロス主義
2 ルネサンスと快楽主義
3 死についての省察
4 城壁と仮面
5 真正なる哲学の批判
6 隠棲と公職
Ⅱ エピクロスの帰還――ガッサンディ
1 キリスト教的エピクロス主義者
2 人文主義の遺産
3 原子論的運動理解
4 魂の不死をめぐって
5 エピクロス主義の政治思想
6 哲学と信仰のはざまで
Ⅲ 心の平静から社会の平和へ――ホッブズ
1 ホッブズはエピクロス主義者か
2 真空・原子・運動
3 ふたつの快楽主義
4 自然主義と啓示神学の相克
5 宗教批判と偶運の問題
6 死の恐怖のゆくえ
Ⅳ 『パンセ』におけるエピキュリアン・モーメント――パスカル
1 人間の偉大さと悲惨
2 無限の恐怖
3 キリスト教護教論の弁証術的レトリック
4 共通の誤り
5 ホッブズとパスカル
6 偶然としての自然
Ⅴ エピクロスの園を後にして――ニーチェ
1 啓蒙と宗教批判
2 われもまたアルカディアにありて
3 知的に廉直であるということ
4 俳優としての哲学者
5 「宗教的人間」パスカルとの対決
6 エピクロスとともに、エピクロスに抗して
結 論 死と政治
あとがき
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