啓蒙主義に先立つイングランド啓蒙

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啓蒙主義に先立つイングランド啓蒙
  • 発売日:2026/05/29
  • 出版社:晃洋書房
  • ISBN:9784771040557

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啓蒙主義に先立つイングランド啓蒙

啓蒙主義に先立つイングランド啓蒙

通常価格 7,150 円(税込)
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  • 発売日:2026/05/29
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商品説明
イングランドに啓蒙“主義”は存在しなかった

ベーコン、ホッブズ、ロック、ニュートン、トーランドのいずれも、一体的な運動を展開したわけではない。だが、啓蒙の光は確かに存在していた。のちにスコットランドやフランスで展開され、世界を照らした光の源があった。本書では、哲学、科学史、倫理学、教育思想、宗教思想、政治思想・政治理論、社会思想史、経済学史という多彩な分野を渉猟しながら、啓蒙の歴史的全貌を明らかにし、一つの大きな「啓蒙運動」の根底を提示する。あまりに明るく直視されてこなかった光源を見つめ直し、解明する大著。
目次
序 論 イングランド啓蒙とは何か 〈青木滋之・柏崎正憲・武井敬亮〉
  1 イングランドに啓蒙はあったか
  2 いかにイングランド啓蒙に迫りうるか
  3 本書の構成――イングランド啓蒙への学際的アプローチ

  第1部 実験性・経験性 Experimentality and Empiricalness

小 序 〈青木滋之〉
  1 なぜ実験性・経験性なのか
  2 実験性とは
  3 予想される批判への応答
  4 経験性とは
  5 各章の主題

第1章 実験哲学から経験論へ――実験哲学が駆動したイングランド啓蒙 〈青木滋之〉
  はじめに
  1 ロンドン王立協会の設立と実験哲学の興隆
  2 人 間知性の体系的な記述誌へ――「実験哲学の論理学」として読まれたロックの『人間知性論』
  3 ロンドン王立協会からダブリン哲学協会へ
  おわりに  

第2章 「試みること」から知性の自立へ――啓蒙の原理としてのロック自己教育論 〈瀧田 寧〉
  はじめに
  1 Uneasiness の多義性
  2 欲望としての落ち着かなさ
  3 『人間知性論』における「快」への出発点としての「試みること」  
  4 『教育に関する考察』における「欲望」と「勤勉」
  5 『知性の正しい導き方』における「試みること」の根底にあるもの  
  おわりに

第3章 自然哲学者が聖書を解釈する――ウィストンのニュートン主義自然神学 〈中野安章〉
  はじめに
  1 『 地球の新理論』――「二つの書物」論の自然神学
  2 聖書釈義と自然哲学⑴ ――ニュートン主義の聖書解釈法
  3 聖書釈義と自然哲学⑵――創造と大洪水の哲学的説明
  4 自然法則の普遍性と「奇跡」の問題
  おわりに

  第2部 自立性・自律性 Independence and Autonomy

小 序 〈柏崎正憲〉
  1 知 的自立性と道徳的自律性――カントからロックに遡る
  2 イングランド啓蒙における理性と自己統治
  3 「理性の主権」と政治的主権の緊張
  4 ポスト名誉革命の政治的啓蒙
  5 各章の主題

 A 知的自立から道徳的自律へ

第4章 普遍的なものを知る人間とは何か――イングランド啓蒙における理性と知性 〈竹中真也〉
  はじめに
  1 ロックにおける抽象と普遍的認識について
  2 カドワースの普遍的認識について
  3 バークリの普遍的認識について
  4 バークリの生得的「思念」について
  5 ロック、カドワース、バークリと啓蒙主義
  おわりに

第5章 善を知ることと意志すること――ロックにおける二つの自由 〈内坂 翼〉
  はじめに
  1 『人間知性論』初版におけるロックの自由論
  2 『人間知性論』第二版におけるロックの自由論改訂
  おわりに

 B 自立的・自律的人間像と社会の改善・改革

第6章 労働観の変容と啓蒙的人間像――ユートピアからポスト宗教改革の社会思想へ 〈柏崎正憲〉
  はじめに
  1 16世紀の危機における伝統的労働観の残存
  2 身分的義務から幸福の達成手段へ
  3 ロックの労働観と人間像
  4 ロックの社会思想における市民像の転換
  おわりに

第7章 女性思想家にとっての「啓蒙」―― ウルストンクラフト、モア、バーボールドのロック受容を手がかりに 〈梅垣千尋〉
  はじめに
  1 女性たちにとってのジョン・ロック
  2 ウルストンクラフト――家庭内の権力関係の打破
  3 モ   ア――権威にたいする自発的服従
  4 バーボールド――日常生活に根ざした知の探求
  おわりに
 
 C 自立性・自律性の限界と政治的啓蒙

第8章 反近代への啓蒙――フィルマーの契約論批判再考 〈小城拓理〉
  はじめに
  1 フィルマーの契約論批判
  2 フィルマーへのロックの応答
  おわりに

第9章 啓蒙思想の影?――アメリカ植民地におけるロック政治哲学の展開 〈渡邊裕一〉
  はじめに
  1 イギリス植民地政策へのロック自身の関与
  2 ロック政治哲学の植民地への視角
  3 後世の論者がロック政治哲学をどのように利用したか
  おわりに

  第3部 受容性・寛容性 Latitude and Tolerance

小 序 〈武井敬亮〉
  1 なぜ受容性・寛容性なのか
  2 イングランド啓蒙における寛容性
  3 受容性と寛容性の関係について
  4 イングランド啓蒙における受容性・寛容性――アンソニー・コリンズを例に
  5 各章の主題

第10章 神の恵みと協働する理性――フッカーの理性主義と啓示・聖書主義 〈田子山和歌子〉
  はじめに
  1 啓示と聖書をめぐるフッカーとピューリタンの立場
  2 フッカーの理性主義
  3 啓示・聖書主義と理性主義の調和――その課題
  4 自然と恩恵――トマス・アクィナスの学知論との比較から
  5 フッカーの理性主義とピューリタン的な啓示・聖書絶対主義
  おわりに

第11章 宗教の合理化としての啓蒙――トーランドの聖書解釈における理性の役割 〈武井敬亮〉
  はじめに
  1 歴史的背景
  2 『キリスト教信仰の秘義の主張と正当性』について
  3 『秘義なきキリスト教』について
  おわりに

第12章 寛容論の観点からイングランド啓蒙をみる――フランス啓蒙との比較 〈沼尾 恵〉
  はじめに
  1 なぜロックとヴォルテールか――比較のためのナラティヴ
  2 ロックとヴォルテールの寛容論
  3 比較検討からイングランド啓蒙の検討へ
  おわりに

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