はじめに
第1章 共 感 論
a.生きることは楽しむこと
大衆消費社会の到来と「余暇文明」への期待
色あせた「余暇文明」の時代
「余暇文明」の期待すら素通りしてきた日本
「まじめ」から「楽しむ」へ
b.楽しむことは生きること
「社会的な生き物」における感情の共有
幸福は自由と他者とのつながりの中にある
「つながる」感覚に関する諸概念の出現頻度
シンパシーからエンパシーへ
第2章 孤 独 論
a.世界に広がる「孤独感染症」
b.孤独の定義
c.孤独の症例
「ひきこもり」による社会からの離脱
リタイア男性の孤独
SNS・ロボット化時代の「つながり孤独」
第3章 資本主義社会における共感と疎外・孤独
a.人類社会の前史
b.資本主義社会の基本原理
c.賃労働における疎外と孤独
d.敵対的共感
共感と「同調」
自然に対する敵対的共感
第4章 「孤独の牢獄」の出現
a.伝統的コミュニティの解体がもたらす孤独
欧米諸国の場合
日本の場合
b.新自由主義の下での競争の激化と社会福祉政策の後退
c.サービス経済化が生き方を変える
サービス経済化とは何か
サービス労働における疎外と孤独
コミュニケーション・ギャップとエンパシー
第5章 なぜ今「楽しむ力」か
共感力を育む
共感力は自動的には育たない
共感力が「楽しむ力」として現れる
エンパシーから再びシンパシーへ
あとがき